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平沢進・P-MODEL等のニューウェイヴと私の日常を……

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2018.08.25 Saturday

アーバンギャルド「処女喪失作」全曲感想!!(2006年)

「処女を捨てよ、町へ出よう」

今回ご紹介する作品はコチラ!!
アーバンギャルド『処女喪失作』!!!!

ズバーン!!
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はい。こちらの作品は2006年に発売されたアーバンギャルドのインディーズ1stアルバムです!!当然のことながら既に廃盤なので、現在手に入れようとすると少し大変なのですが、中身は"アーバンギャルドのファン"及び"ニューウェイヴファン"には堪らない粗削り丸出しの一品になっております!!綺麗に整えられていない(むしろ散らかり過ぎ)な演奏,歌唱から伝わってくる「こう言うことがしたいんだ!!」精神は、本当に聴いてて痺れます(笑)。ぜひ期待せずに手に入れて、望まずともこびりついてくるこのアングラキャッチ―なメロディに、とことん打ちのめされて欲しいです(笑)。超オススメ!!

さて、そんなべた褒めアルバムの内容ですが「恋をしに行く」「エクリチュールアバンチュールシュール」「テロル」と言った名曲のオリジナル版に加えて、「妊婦はPOP」「記念日に」「アンネ」と言うここでしか聴けないレア曲が加わった全6曲収録です!!何が恐ろしいって、もうこの頃にアーバンギャルドの世界観がほぼ完成していると言うことが恐ろしい!!それはビジュアルにしろ、歌詞にしろ、演奏にしろ。多少地下っぽくて拙さはあるものの、1stアルバムでコンセプトが確立しているのです!!凄い!!セルフプロデュース能力が神!!これなら熱心なファンが沢山付くのも当然の結果でしょうね!だったキューピーも、水玉服も、もう登場してるんだよ(笑)。


アーバンギャルドと言えば、メンバーの入れ替わりが激しいイメージも強いですが、このアルバムの時は
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左から
・ギター,ベース:瀬々信
・鍵盤,打込  :谷地村啓
・歌,打込   :松永天馬
・美術     :藤井亮次

そして...
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・歌:鮎川じゅん なんですよね〜。

そうなんです!!このアルバムの女性ボーカルは我らが歌姫"よこたん"こと「浜崎容子」では無いんです!!彼女がボーカルを努めるのは、この次の作品から♪とは言えガッカリしないでください!!鮎川さんのボーカルも"よこたん"とはまた違った感じで特徴的で、なかなか良いんです。ねっとりしてて、不安定でこれがまたこのペラペラな演奏に合うんだよな〜。ニューウェイヴ的。聴き比べるのも楽しいですよ♪

でわ、早速全曲感想に移りたいと思います!!ご購入の参考になれば幸いです!!


1.恋をしに行く
1曲目からやらかしまくってる激烈突っ走りニューウェイヴソング!!御存知『少女都市計画』 にも収録されている勢い重視の名曲ですが、あのトラックですら"ちゃんとまとまっていたのか"と笑ってしまうくらいにクチャクチャの演奏です(笑)。もうクッチャクチャでペッラペラでスッカスカです(笑)。酷い(笑)。覇気が無い鮎川ボーカルに、楽器ぶん投げて捨ててる様な演奏、そして井戸の底から叫んでるような天馬の謎コーラス。もはや嫌がらせです(笑)。ここまで全てが離れている演奏も珍しい(笑)。最たる原因はドラムが頻繁に消えることでしょうね、再録版はそこがしっかりしているから割とちゃんと聴こえる。とか語りたいとこですが全てがカオスなので、もはやどうでも良いです(笑)。再録版に比べてピアノの音色が際立っているところと、若干エロい終わり方が聴きどころですね!!あとなんか、メンバーの「やったるぞ!!」って気持ちが凄い伝わってくるのが良いです(笑)。やっぱりニューウェイヴは良い(笑)。

2.妊婦はPOP
医者天馬と妊婦鮎川のラマーズ法小芝居から始まるアップテンポ曲です。重めのAメロから疾走感のある淡々としたBメロ。そして急激に「妊婦はポップ!!」と叫ぶロック調のサビがなんとも気持ち良い。しかし歌詞が「あたし爆弾抱えては死ぬ」「つわりがきたなら止まれない」等々、テクノポップ色で塗るには珍しい内容なので違和感がゴリゴリ。更にアレンジがジャズっぽい。なのにボーカルは電波アイドル風な歌い方と、もう違和感が3つも4つも混ざって体当たりしてくるので正常な判断が難しくなってきます。が、確実に癖になる(笑)。特に淡々と歌われるBメロ「ニンプハポップ ベイビーデイカセテ♪ ニンプハポップ ドクターデ イカセテ♪」の繰り返しで全てを無に還すが如くおかしな異空間を走り続ける。なんなんでしょう(笑)。脳にこびりつく(笑)。あとですね、要所要所の歌いまわしや、間奏の変拍子などが絶妙にニューウェイヴ心をくすぐって来るので、そこもまたニヤけます(笑)。何と言うか、アーバンの曲で「妊娠」とか「妊婦」を扱うのも珍しい気がするので、その辺も含めて貴重な名曲ですね!!

3.エクリチュール アバンチュール シュール
呟くように歌われる若干暗めなフレンチ風テクノ曲。コンピ『東京ゲリラ』 では豪華なテクノトラックで再録されていて、息を吐くようにか細く歌われるボーカルと相まって素晴らしい内容になっています。が、そちらのバージョンとは真反対にコチラの演奏は、激しく不安になるチップチューンテクノに囲まれて歌っています(笑)。怪しい(笑)。暗い(笑)。この「MOTHER2」で呪われた村に入ってしまた様な音色は何だ(笑)。これでテンション低い女性ボーカルなんだから、もう呪いの洋館に迷い込んだ様です(笑)。事件起きる前か、事件起きた後だわ(笑)。2番からギターとしっかりしたドラムトラックが入り若干明るくなりますが、怪しさが強過ぎて敵いません(笑)。これだけ怪しさ満点なのに、天馬さんのボーカルは、やたらテンション高いと言う(笑)。良いけどね(笑)。こっちのバージョンも好きだけどね(笑)。良曲。

4.記念日に
初期P-MODEL的突っ走りニューウェイヴバンドソング!!超好きだから是非再録して欲しい(泣)。簡単な8ビートに載せて演奏されるンチャンチャギターやら、同じ音連打のシンセやら、いかにもなリフやら、もう愛が溢れている(笑)。これを再録しないのは勿体無い!!短い単語で歌うボーカルを区切ってあっちこっちから発射してくる演出もとっても好き!!あと2番の入りに「ねえ何が欲しいか決まった?今ね部屋で音楽が流れている床を水浸しにして...流れている...♪」と言う部分があるんですが、これがもう区切りも息継ぎも明らかに不自然で、とってもとっても気持ち悪くて最高です(笑)。これ再録しないかな〜。本当に好き(笑)。

5.アンネ
凄い簡素でスカスカ怪しげな電子音の中で、わらべ歌の様に歌われる曲。#3.は洋風の怖い感じでしたが、こちらは和風で怖いです。日本人形とかバックに出てきそうな感じ。リズムトラックも最低限で電子音も効果音的なノイズ的な使われ方です。あとは途中で暴れ歪みギター。暗闇でギターだけビカビカ光っているが如き違和感。差があり過ぎて不気味さが増すわ(汗。しかし、すごい怖い感じでボソボソ歌い続けてたボーカルが、まさかのラスト1分で大サビだけ爆裂テンション上がります!!いや明るいけども(笑)。そこだけ明るいけども(笑)。とにかく全体通して暗い曲です。なんでしょうアーバンでここまでアングラ寄りの曲も珍しい。この曲「ひと月に一度 荒野を越えて アンネが来る 私の家に」と言う歌詞から始まる通り、戸川純ちゃんの「玉姫様」 へのアンサーソングなんだそうです。なるほど、そう言われて改めて聴いてみると、よく分かる。よく分かるけど「玉姫様」より随分暗いな(笑)。まぁ「月経」題材にしてあんま明るくても違和感あるから良いけども(笑)。果たしてよこたんボーカルで再録する日は来るのでしょうか!

6.テロル
アーバンギャルドの曲の中で1番くらいに好きな曲です!!この疾走感のあるチープで騒がしいトラックに載せて歌われる男女混合おふざけボーカルが堪らない!!いやー、物凄いニューウェイヴみが溢れてて最高ですよね!!再録バンド音源は『アーバンギャルドのSHIBUYA-AXは、病気。』 の附属CDに収録されています。流石にそれと比べると若干演奏軽いですが、既に大枠はほぼ完成しています!!とは言え、よこたんの「あ〜みんな早く死なないかな♪」が鮎川さんのは「痛いのが好きなんです〜♪」になってたり違う部分もチラホラあって聴き比べも楽しいです♪あと何気にこのアルバムで天馬さんがまともに歌っている唯一の曲なんですよね!!まだ声がふんわりしている感じもまた面白いですね(笑)。あとこの曲は歌詞が完璧。特に素晴らしい部分を抜粋して書こうとすると、結局全部載せなきゃいけなくなるので書きません(笑)。ぜひ購入して歌詞カードを読みながら聴いて欲しいです!!天馬さんの「殺さないでください(泣)」でアルバムが終わるところまで含めて、全部超好き(笑)。

7.エクリチュールアバンチュールシュール(Music Clip)
CDをパソコンに入れるとPVが観れます!!ジャケットの赤い本と,文豪,名著をモチーフにしたPVですが、如何せん手作り感が強い(笑)。時代だな(笑)。でも世界観はしっかり作られていますね〜。凄い思ったんですが、鮎川さんが意外と可愛い(笑)。なんかジャケットが若干怖めだったんですが、aiko的な可愛さです!!水玉ワンピも似合ってます♪あと天馬さんが怪しい(笑)。若いのに胡散臭さが半端無い(笑)。今ほどキャリアも無い時代によくこんな人について行こうと思ったなと考えられずにはいられません(笑)。でも鮎川さんと天馬さんの凸凹な2ショットもなかなか良いな〜。貴重な映像です。メンバーファンは観るべき!!

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総評:誉め言葉になる「酷さ」ほど良いものは無いね!!つくづくそう思う!

 

【アーバンギャルド感想ページリンク】
処女喪失作/少女都市計画/少女KAITAI/不良少女のアーバンギャルド/前衛都市、五年目の真実。(ライブ)/

 

 

2019.09.15 Sunday

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