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平沢進・P-MODEL等のニューウェイヴと私の日常を……

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2016.01.30 Saturday

野宮真貴「ピンクの心+2」全曲感想!!(1981年)

JUGEMテーマ:音楽


個人的に伝説的ニューウェイヴ名盤アルバム!!なんであんまり話題にあがらないの!?!?

今回紹介する作品はこちら!!
野宮真貴で「ピンクの心+2」!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

ピンクの心+2

 

こちらの作品は、後に"ポータブルロック","ピチカートファイブ"のメンバーとして活躍する野宮真貴さんのデビューソロアルバムになります!!1981年9月発売!!私はこのアルバムが大好きなのです!!何故なら、物凄くニューウェイヴだから!!もう物凄い物凄いニューウェイヴだから!!初期のP-MODEL,初期のヒカシュー,プラスチックスにハルメンズ,アーントサリー等と並べても何の遜色も無いほどに溢れんばかりのニューウェイヴ!!私の好みドンピシャな素晴らしい曲で満ち満ちています!!
それもその筈、なんとこのアルバムのサウンドプロデュースは、"鈴木慶一""岡田徹"が中心なのです!!それだけでは無いですよ、作詞・作曲・編曲には上記二人に加えて"佐伯健三""石原智宏""比賀江隆男"”上野耕路”と言う面々がガッツリ関わっています!!つまり、どういう事か?言わなくてもお判りでしょうが...

そう、このアルバムは言わば【ムーンライダーズ】と【ハルメンズ】の夢のコラボなのです!!!!!!

そう言っても過言では無いのです!!そりゃあんた、馬鹿みたいに私のツボド真ん中ニューウェイヴソング満載になるって言うのも当然の話ですよ。更に言うと後にゲルニカとして活躍する"太田啓一"氏までも作詞で1曲参加していますから、ホントなんだこのチームは!!無敵になるしかないじゃないか!!敵知らずも大概にして欲しい!!そんな感じです♪


さて、以上の様に、この作品、ついつい制作環境の凄さにばかり目が行きがちですが、絶対に忘れてはいけないのが、"野宮真貴"と言うボーカリストの存在です!!当時、若干21才だった彼女。どう素晴らしいかと言うと、あり得ないほどに『透明』『無色』なのです!!言ってしまえば、その辺にいる女の子が歌ってそう。しかし、しかしです!!この暴れ馬の如く突飛でやりたい放題のニューウェイヴ楽曲達を、さも当たり前と言う雰囲気でサラリと歌い上げるのです。ナチュラルに、自然体に。「何かおかしいことでもありましたか?」と。何だよソレ(笑)。凄まじ過ぎるだろ(笑)。ロデオ用の馬の上で、女の子が読書に集中してる様な、そんな話なのです。よく考えたら、どう考えてもおかしいだろと(笑)。いや、むしろ何色にも染まる前だったからこそ、柔軟に対応できたのかもしれません。まとまりが有るようで統一性は無い個性の塊の様な曲達を、作品ごとにキャラクターを変えて見事に自然に歌い上げています。その歌の主人公を演じているようでもあります。もはや、女優。

こんな豪華な制作環境に、こんな逸材ボーカルが出会ったんです!!もうこれは名盤になるしか無かったのです!!必然的に名盤!!すべからく名盤!!運命感じちゃう本当に大好きなアルバムです♪


さて、概要を話したところで、こちらの再発版「ピンクの心+2」について簡単に説明します!!
この作品はハルメンズ30周年企画に併せ、2010年に"プロジェクトチーフ"サエキけんぞうの下、再発されました。収録楽曲はオリジナル13曲にボーナストラックとしてライブ音源が2曲追加。また、川勝正幸氏による作品解説(4ページ)と、鈴木慶一×野宮真貴×佐伯健三によるリイシュー対談(6ページ)が歌詞カードに収録されています。これが、どちらもとても読み応えがあって面白かったのですが、やはり本人たちの話は特に興味深くて凄く面白かったです!!私の様な後追い世代の人にも是非読んで欲しいです!!あと、ジャケットも、オリジナルの"ピンク背景に白い服"のものから、"水色背景に灰色の服"のものに変わっています。これは時代感があまりにズレてしまってたからの変更なのでしょうか。賢明な判断だと思います(笑)。とは言え、オリジナルジャケットもCDプラケース下にしっかりとありますのでご心配なく!!


それでは、名曲に次ぐ、名曲。ニューウェイヴ炸裂の13曲+2曲の感想を書いていきたいと思います!!
ご購入の参考になれば幸いです♪


 



#1.女ともだち(3:09)
軽快なテンポに明るいメロディでお送りする素晴らしいニューウェイヴバンドソング。この曲の何が素晴らしいかって言うと”歌詞”と”リズム”の2点です。まず歌詞。1番Aメロ「持つべきものはよい友達ですね イザという時たよりになりますわ お互いがお互いにソンケイしてますから〜♪」1番Bメロ「お互いがお互いのカガミとなりまして 美しく生きて まいる まいる まいるのです〜♪」ここまで女友達をストレートに褒めて認め合う歌なんて、今まであっただろうか。いやはや、驚く。そんな風に思わせといて2番Aメロでは「友情なんて言葉はイヤですわ ほんの知り合いそれだけその程度」「ウラギリだなんて そんなことは オ・ホ・ホ・ホ〜♪」と歌うのです。ん?上辺だけってこと?それとも切磋琢磨的な?頭の中がモヤモヤします。そしてサビ「女ともだちnight and day 女ともだちA to Z〜♪」あらあらあら、なんか大変そうだな(汗)。てか、仲良いの?悪いの?どっちなの?(汗)。ってな具合に、色んな解釈が出来る作りになっている訳です。もうね「そんなズバっと言い表せる関係じゃ無いのよ女同士ってのは。」とでも言われているかの様。何なんだコレ。素晴らしい。加えてね、このタイトルなのに”具体的な内容が一切出てこない”ってのが凄く良い。なんか無機質でニューウェイヴをビンビン感じて痺れます。ほんと抽象的な歌詞で、共感を求めるようなあるあるエピソードとかが全く無いのです。それを目的にしてる訳ではないスタンス。もう最高です。そしてもう一つの魅力は”リズム”。おちゃらけ中国の様な茶目っ気のあるイントロから繋がるAメロは、なんだか真面目テンションの四つ打ち。それに伸びやかなボーカルが乗っかり曲が進行して行きます。で、注目して欲しいのは、そこからBメロに繋げる部分。「オッ!タッ!ガーイガオタガイヲ!!そんけい〜してますから〜♪」と、≪止め!!止め!!伸ばして、止め!!はい後、ゆったり〜♪≫みたいな、つんのめる作りになってて、コレが面白いんですよ(笑)。そんな変なことしてるのにすんなりとBメロに入り、いつの間にかスピード感のある8ビートに繋がってるこの感じ。良過ぎ(笑)。それで、Bメロからサビに繋げるキメもまた良いんですよ。凄くシンプルな演奏なのに「まいる〜まいる〜まいるのです〜♪」って、なんだか不思議な言い回しによって、なんかズレが生じて珍しい演奏聴こえるんですよ。最後に、繋げられたサビ。これは、フロアタムで演奏されるシンプルな8ビートなんですが、今度はとにかく短い(笑)。あっという間に間奏に行っちゃいます(笑)。もうこのコロコロ変わる感じが、ホントに好き。素晴らしい曲です。

#2.モーター・ハミング(2:38)
私の大好きなハルメンズの曲のカバーです。テンポアップ&バンド感増量の、このアレンジ、めっちゃくちゃ格好良いですよ。まずイントロからして全然違います。原曲は、テクノでサイエンスなキチッキチッっとしたシンセソロから優雅に始まる訳ですが、このアレンジではロックでかすれたギターとフロアタムが荒々しく混ざり合う短い演奏を弾いたと思いきや一気にAメロ歌いだしへGo!!最高の始まり方です(笑)。そして、続くAメロで、またもやビックリ。テンポがかなり速いだけで無く、なんかノリが違う(笑)。格好良いのに不思議なんです(笑)。そんな風に感じる一番の要因は、おそらくドラムでしょう。「ドンドタ ドンドタ ドンドタ ドンドタ」って簡単なのに、あんまり聴かない変なリズムなので、もう何だコレ感がヤバいです(笑)。きっと、想定してた音楽と、実際に流れてくる音楽があまりに違い過ぎて、初聴では脳内パニック不可避だと思います(笑)。しかし、そんな状態でも聴き逃さないで欲しいのが、両側から交互に煽り立てて来る2本のギター。ただテンションが上がるだけで無く、原曲の”パズル感”を彷彿とさせ、非常にトキメキます。私ここ好き。さて、凄いスピード感なので、あっという間にもうサビです。サビはシンプルな8ビートに変わるんですが、ギターとドラムから来るロック感と、シンセとボーカルから来るクリスタル感が合わさって、なんと言うニューウェイヴなんでしょう。感動。って感じです。この無機質な内容の曲と、野宮さんの透き通るボーカルの相性が本当に抜群過ぎるので、かなりオススメです。しかも、それのロックバンドアレンジですよ、もう絶対に聴いた方が良いに決まってるじゃないですか。大好き。

#3.フラフープ・ルンバ(2:55)
ニューウェイヴぎっしりタイトでアップテンポな名曲。タイトルからしてカラフルでポップな雰囲気を想像しますが、実際には引き締まった工業ムーディロックバンド曲です。ギャップあり過ぎで堪らない(笑)。曲は、ムーディなベースソロのイントロから始まります。続くAメロは、その雰囲気を残したまま、アップテンポかつ複雑なドラムと、印象的なバイオリン・シンセ、そして”語り掛ける様に””言い放つように”歌われるボーカルで演奏されます。この組み合わせが個人的には新鮮で、凄く力強くて怪しげなのに、それと同時に”スカスカ”であり”空虚”であり、まさに歌詞にある「しのびこんだ バスケット・コート・ゴール 体育館のひんやりした夜」を表現していて、お見事としか言えない。そしてBメロ。急にバスドラが勢いのある四つ打ちに変わり、演奏も「ぷぅんぷぅん」したギターがメインになります。あと”錆びた金属のこすれる音”も延々バックに流れます。何だコレ(笑)。しかしスピード感が凄い(笑)。で、次のメロへ。今度のドラムは、じっくり溜める系。そしてギター&シンセは、チロチロキラキラした演奏をします。ボーカルは「フラフープルンバ♪フラフープルンバ♪」ばかり、あんまり盛り上がらないなぁと思ってると、いつの間にか間奏になってます(笑)。「えっ!?今のがサビだったの!?!?」ってなります(笑)。で、いつの間にか突入している間奏は、何故かヨーデル(笑)。「ヨロレイヨロレイヨロレイッヒ〜〜♪」意味わかんねぇ(笑)。そして何事も無かったかのように2番が始まります(笑)。何だよこれ(笑)。更に、3番はボーカルが中途半端にエフェクト掛かった男性ボーカルに乗っ取られて進みます(笑)。しかも特に野宮ボーカルに戻ることも無く、そのままフェードアウトで曲が終わると言うね(笑)。つくづく名曲だと思うわ。

#4.シャンプー(2:13)
一転してスローテンポな夢見心地テクノポップ曲。とてもシンプルなリズムボックスと可愛い音色のシンセがメインで演奏されます。この雰囲気は、まさに”雲の上”やら”バブルバス”で、スヤスヤと眠っているが如くです。ほんわか系。まぁ、初めはそんな風に思えるのですが、よくよく聴いていると、バスドラだけやけに残響感が強くて、他の音から浮いているのが、とても気になります(笑)。凄い違和感(笑)。なんか、これに気づくと”悪い奴の洗脳やら催眠術で眠らされ、幸せな夢を見させられている”感じに聴こえて来ます(笑)。こんなかわいい曲でも、やはり一筋縄には行きませんな(笑)。「悪いけどボク telephoneでられない じゃましないでね fifteen minuites」「ブクブク キャベツみたいな イマジネーション シャンプーしてるんだ」語感と言い、言い回しと言い、ここの部分の歌詞がすごく好き。

#5.原爆ロック(1:25)
「ピーピーピッピッ ピピピピ ピカドン!!私のお脳が核分裂 おめめピカピカ放射能 ガイガーカウンター ガーガーピコピコピー♪」「原爆ロック 原爆ロック 原爆ロックで わたし大爆発♪」ギリギリと言うか、今なら確実に発売出来ない歌詞だわ(笑)。改めて言うまでも無いですが、この作品の発売は1981年です。そして、こんな内容を歌っていますが、実際は”記号”として取り扱っているだけで深い思いとか訴えは無い様に思えます。あくまで個人的な推測なので真相は不明ですが。しかし、ギリギリには変わりない(笑)。歌詞にばかり目が行きがちですが、曲も相当にヤバイです(笑)。オルガンとシンセとリズムボックスをメインに忙しなく演奏される曲なのですが、1分半と言う短い時間なのに、これでもかと曲調が変わります。そして、ずっと不安煽るメロディ&音色に、戦前のラジオから聴こえる様な雰囲気も同時に醸し出す。聴けば、みんな思います。「これって”ゲルニカ”じゃん!!」。歌詞カード確認。(作詞:太田螢一、作曲・編曲:上野耕路。)やっぱりね!!まんまです(笑)。

#6.船乗りジャンノ(3:38)
ミディアムテンポのお洒落曲。ここまで散々ニューウェイヴ炸裂でしたが、この曲は一転して割と落ち着いています。ゆったりしたベース音をメインに要所要所で力強いピアノのフレーズが入るバンド演奏。とてもシンプルで音の数もそう厚く無いのですが、とてもボーカルを引き立てる内容になっております。”ちゃんと聴く系の曲”とでも言いましょうか、野宮さんのボーカルが主役です。このアルバムの中で一番純粋に”ボーカルを楽しめる曲”かもしれません。演奏と歌詞の相性が凄く良くて「船着き場で憧れの相手を回想する」と言う情景が、瞬時に頭に広がります。こういう曲もイケるんだぜ!!って感じ(笑)。

#7.17才の口紅(2:26)
ぶっちぎりキュートポップソング。ポップとしか言いようの無いキュインキュインギターと、「あ〜あ〜♪」「ん〜ん〜♪」なんてお洒落コーラスがメインで軽快に演奏される跳ねたAメロ。そんな所にね、「ちょっっとだけ そ〜のくちべに〜 か〜してくださらな〜〜い♪」と言う魅力的お姉さんボーカルが加わっちゃったら、これはもうキングオブキュートです。キングオブキュート。でもキュートなだけじゃなくて、それと同時にポップでキャッチーでもあるの。ここだけ切り取って口紅のCMに使っても良いくらいの印象。なんだこのレトロキューティー(笑)。いやはや面白い。そのまま同じテンションのBメロに繋がり、サビです。サビは、まさかの地に足着いた”しっかり8ビート”。ギターもドラムも普通の固い演奏になり「愛なんて分からないわ こわいものらしいけど」と低めのテンションで歌われます。「アレ?さっきまでのキュートポップは何処に?」って思う、すげぇ展開です(笑)。ホントに”ピンク”から一気に”灰色”になる様な感じ(笑)。凄過ぎ(笑)。あと【イントロ→Aメロ→Bメロ→Aメロ→Bメロ→サビ→Aメロ→Bメロ→間奏→間奏】で終わる流れも謎(笑)。「アレ?終わっちゃうの?」って二度見レベルです(笑)。ちなみに間奏は「ギターフレーズ→ドラムソロ→ギターフレーズ→ドラムソロ」を繰り返した後に、「フェスティバルでも開催されてるのか?」と思うくらいに明るいシンセソロが演奏されます。これがまた”Aメロ”とも”サビ”とも全然雰囲気が違くて、これなんなんだ(笑)。好きです。

#8.恋は水玉(3:18)
「ルンルンランラン ルランラン♪ルンルンランラン ルランラン♪」。一体どれだけウキウキすれば、そんな奇妙なリズムで心躍ることが出来るのか質問したくなってしまうイントロが、とても印象的なニューウェイヴロック曲。あまりにイントロが不可思議過ぎて、変な曲のイメージが強いですが、その他の部分は、ギターをメインに据えた正統派ロックバンドな内容になっております。Aメロは、ドラムの”タンタンタドタド”のリズムに乗せて、ギターが両脇から交互にリズミカルに演奏します。悩ましい雰囲気です。続くBメロはフロアタムメインのセンチメンタルな8ビートに変更。そしてサビは、若干つんのめる様なドラムの8ビートに載せて、ギターとキラキラしたピアノが重なるとっても明るい曲調に。コロコロ コロコロ曲の雰囲気が変わっていきますが、とても演奏が安定しているので、意外と違和感は感じませんね。ん〜、聴き易い。と言うかイントロが全部持っていってるだけかもしれませんが(笑)。「顔も思い出せないくらい好き」「きみに会うのがはずかしい パパのメガネで変装 エヘンエヘン」「もしもキミにkissされたらピンポン玉みたいに飛び交うぼくが目に浮かぶよ」「恋は水玉100メートル 大爆発 街にあふれる ハートの嵐」と言う、”共感”とか”等身大”とか見向きもせずにブチ抜けてる愛情行き過ぎな歌詞にも注目。誰に向けて書いてる曲なんだ(笑)。好き。

#9.美少年(3:00)
スピード感あるシンプルな”すれ違い”ラブソング。月9ドラマテーマソングで流れていても違和感が無い程に切ない雰囲気。この曲は、割とまともな曲。変じゃないと言う意味です。ギター・ベース・ドラムのみが大半で、しかもシンプルな演奏なのでスカスカ感があります。しかし、それがこの切な感を増長させていると言っても過言では無く、野宮さんの哀愁たっぷりボーカルを引き立てます。”電車の中で偶然目に入った美少年に向けての好意”を歌った歌詞ですが、こんなにセピア色の曲調だと、「主人公の年齢は美少年よりかなり上なのかもしれない。」と思えてきます。仮に同年代だとしたら、こんな曲調には、ならないでしょうから(笑)。

#10.絵本の中のクリスマス(2:52)
まさかの正統派クリスマスソング。しかもストリングとピアノがメインのスローテンポな演奏です。ベルの音とか鈴の音とか入ってるし、前半が静かで後半が聖なる大盛り上がりな所とか、まさに王道のクリスマスソング。仕舞いには、曲の終わりをピアノ単音の「ジングルベル」でフェードアウトする始末。そして、野宮さんの絵本を読み聞かせる様な優しいボーカル。トータルすると、本当にクリスマスの日、暖炉の前で聴きたくなる感じの良曲です。ただ、問題があるとすれば≪このアルバムはクリスマスに聴かない≫と言う点でしょうか(笑)。何で他の曲は季節感もクソも無いのに、この曲だけこんなにも(笑)。

#11.ツイッギー・ツイッギー(3:38)
ミディアムテンポの明るく跳ねたオシャレ名曲。何がどう凄いかと言うのを表現するのが難しいですが、私、この曲、とっても好きです。ギター・ベース・ドラム・ピアノ・ストリングスと言った構成で、ポップなバンド感で演奏されます。跳ねていることもあって演奏がとても”軽い”ことと、野宮さんの”語り掛ける様な””気の抜けている様な”ボーカルが凄くマッチしていて、凄くお洒落なんですよね。そしてキャチー。「Twiggy Twiggy〜♪」を繰り返すだけのサビも最高ですね。あと、歌詞も可愛いんですよね。「三時間も待っていたのよ わたし猫と一緒に〜♪」「ツイッギーのミニスカートはいてふざけていたわ〜♪」と言う歌詞等々、なんて言うんでしょう、この”雑貨屋さん感”が溜まりません。この”雑貨屋さんで売っているオシャレでキュートなパッケージ”って感じを、そのまま出してきた様な世界観が、もう堪らない。これは名曲。ちなみにピチカートファイブでも「トゥイギー・トゥイギー」として、テンポ&お洒落感を更にアップしたアレンジでセルフカバーをされています。そっちもオススメ。

#12.ウサギと私(2:41)
西部劇のエンディングテーマかと思う様なミディアムテンポの曲。弾き語り風のギターと、シンプルなドラムがメインで演奏されるんですが”さすらい感”がヤバいです(笑)。なんでこんなに渋い曲調なんだ(笑)。ホントに西部劇の主人公が一仕事終えて、荒野に消えていく情景にピッタリです。タイトルとのギャップが凄過ぎるだろ(笑)。もっとほのぼのした曲かと思ったわ(笑)。まぁ、なんだかんだ言ってますが、始まった瞬間から一気に曲の世界観に引きずり込まれ、尚且つ、聴いた後しばらくメロディが頭に残る辺り、とても良曲だと思っています。好き。渋さとキュートさを併せ持つ歌詞もまた、とても魅力的なので聴く時は、ぜひ注目して頂きたい。

#13.ピンクの心(3:34)
めっちゃ明るくて元気が出る名曲。そして可愛い。だけじゃなく、とても”体操感”が出ている謎加減が最高(笑)。イントロは「ラーラーラー♪ララララ♪ラーラーララー♪」能天気な合唱風で既に元気が出ます。そしてAメロ。明るい雰囲気を保ちつつピアノとギターがメインで演奏します。「この間からわたしダイエット始めたの 最近みょうにソワソワ〜♪」この歌詞の普段感が良いよね〜。Bメロも同じ様な雰囲気なんですが、終盤がとっても良くて「あ〜な〜た〜の〜め〜だま〜 チク!!チク!!できるかな〜♪」この”ゆるキメキメ”が最高なんですね〜(笑)。この後、サビに繋がる前に短いフレーズが入るんですが、それがホイッスルの音と共にラッパで演奏されるんです。「パッパラーパッパラーパッパッパー♪」なんだこの体操感(笑)。絶対にそう思います(笑)。ここもね本当に最高ですね。で、サビは若干切ない雰囲気になります。かなり短いのであっという間に明るいイントロに戻りますが(笑)。サビは大人しいのに、全体の印象を考えると”凄い明るい”って言う面白い曲なんですよね〜。かなり好きです。この曲は、歌詞も可愛くて、特に3番Bメロ終わりの「右のほっぺた打たれたの〜なら〜 ひ〜だ〜り〜の〜ほ〜ほ〜を〜 ビシ!!ビシ!!やり返したい〜♪」って部分が超良い。名曲。

【スペシャル・ボーナストラック】
#14.レモンのキッス(1981ライブ) (2:30)

“ナンシー・シナトラ”と言う人のカバー曲で、おそらく”ザ・ピーナッツ”と言う日本のユニットが過去にカバーしたもののダブルカバー(かな?)。演奏前のMCから入っており「スタジオ連で遊びでやってみたら面白かったから本番でもやることにした」とのこと。とってもオシャレでポップな曲です。上記の様な理由の為か、カバー元に近いアレンジです。ピアノが目立つのと、エレキギターソロが印象的ですね。音質は割と良いです。2分くらいしか曲は無いので短いです。ピチカートファイブでもカバーしている(らしい)。

#15.モーター・ハミング(1981ライブ) (2:27)
かなりスタジオ音源の再現度が高いです。重なる部分のボーカルを食い気味に歌うことで無理やり解決している野宮さんの健闘が微笑ましい(笑)。さすがに最後は片方に絞っていますがね♪音質も割と良いです。


総評:「あ〜、もっと続編を聴きたかった」と切実に思ってしまう。しかし、一枚しか無いから伝説なのかもしれない。
 


【ハルメンズ関連感想ページリンク】
ハルメンズの近代体操+8/ハルメンズの20世紀+8/ハルメンズデラックス+11ヒストリー/21世紀さんsingsハルメンズ/初音ミクsingsハルメンズ/隕石でフレンドリクエスト/弾くテンテンコsingsハルメンズ(テンテンコ)/ピンクの心+2(野宮真貴)/

 

2017.08.18 Friday

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