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平沢進・P-MODEL等のニューウェイヴと私の日常を……

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2015.10.09 Friday

NeoBallad「01」全曲感想!!(2013年)

JUGEMテーマ:音楽

 

"民謡"の"ニューウェイヴアレンジ"と言うを新たな可能性を見せつけた作品!!

NeoBalladで『01』!!!!!!!!!

 

01


NeoBalladとは、若狭さち(Vo.)と上領亘(Dr.Prg.)の2人からなる音楽ユニットのことで「民謡×ニューウェイヴ」と言う他に類を見ないジャンルで活動をしています。民謡出身の若狭さんの本格的かつ伸びやか&すこぶる魅力的なボーカルと、P-MODEL,SOFT BALLET等として活躍した上領さんの超絶ドラミング&ストライクゾーンど真ん中ニューウェイヴ感覚が合わさって、唯一無二の高品質楽曲を生み出し続けています。大半の曲は、民謡のカバーですが、原曲を全く知らなくても楽しめること間違い無しなので、安心してご購入ください。私の様に、収録曲が大好きなので原曲をYoutubeで検索して聴き比べるなんて楽しみ方もオススメですね♪

さて、1枚目となる今作は全10曲入りで、"青森、秋田、宮城、東京、群馬、富山、香川、熊本、鹿児島"と割と満遍なく日本全域の民謡を収録しております。「おてもやん」や「金毘羅船々」などが比較的有名でしょうか。これらの民謡がニューウェイヴアレンジで、とてもスタイリッシュな楽曲に変化しているのです。是非聴いてみて欲しいですね。それに"民謡のニューウェイヴアレンジ"と一口に言っても、全曲全然雰囲気が違うんです!!とにかくアレンジが多彩で一つとして似たものは有りません。どの曲も個性的な内容になっております!!なのに原曲へのリスペクトがひしひしと伝わってくる所がまた素晴らしいんですよね〜。本当に、民謡なんて微塵も興味が無かった私が、こんなにメロメロになっているんですから、おそらく誰でもメロメロにしてしまう程のポテンシャルを秘めているアルバムなんです。原曲が民謡なので老若男女問わずに楽しめること間違いない作品です、本当にオススメですね。


さて、全曲感想の前にジャケット等についてです。
ジャケットは"赤字に金の花柄"を背景に、扇子を広げている若狭さんの画像が融合している構成になっています。非常に和柄と近代的な表現がマッチしていて、アーティストイメージが良く表現されているように思えます。見てて気持ちが良い。ちなみに裏面は"青地に金の花柄"を背景に上領さんが融合している構成になっています。あとから発売された「02〜黄金の里〜」や「03〜縁〜」と雰囲気が違う様にも思えますが、上記の部分は紙スリーブの柄でして、外すと別のアルバムと共通のデザインになっています。ちなみに色は"白地に金"です♪ちなみにディスクにも綺麗な花柄が印刷されています!!毎度思うんですが、ネオバラッドはジャケットも歌詞カードもディスクも全部凄い凝っててお洒落なんですよね〜。ほんと見てるだけでも楽しくなっちゃいます!!


と言う訳で、お待たせいたしました。
全10曲の感想を書いていきますので、ご購入の参考になれば、幸いです!!


 
#1.斉太郎節(宮城県民謡)
後に多数のアレンジ・リミックスverが作られるNeoBalladの代表曲。これを聴けばNeoBalladがどんなユニットなのか一瞬で分かる1stアルバムの1曲目に相応しい名曲ですね。和楽器の笛がイントロを奏でて「おっ!民謡っぽいな!!」と思わせといて、10秒後には重厚なシンセバリバリの超テクノバンド演奏になっております(笑)。このアレンジがまた面白くて、歌われるのは大漁祈願の歌なんですが、演奏の方は船は船でも銀河を突き進む"宇宙船"の様で、マジスペイシー(笑)。なんか、シンセの音色がかなり壮大で、本当に"宇宙戦艦ヤマト"みたいです(笑)。たぶん初めて聴いた人は、開いた口がふさがらないと思います(笑)。聴き所は、若狭さんの素敵ボーカルで力強く歌われるサビ「アレハエ〜〜エトソ〜〜リャ〜〜大漁だエ〜〜〜〜〜♪」この伸びる感じの歌い方が凄く民謡的で超痺れます!!マジで格好良い!!そして、その後に繰り返される、どう考えても民謡では登場しない宇宙渦ビームの様なシンセソロもこの曲のインパクトを倍増させております!!Cメロは、若狭さんが新たに追加した詞が歌われます。ここは抑え目に歌い始め、徐々に盛り上がって行くんですが、切ない内容なのでちょっと泣けます。そして、ここに注目して欲しいんですが、Cメロラストの一番盛り上がる場所の歌詞に、原曲でずっと繰り返されている「えんやーどっと、えんやーどっと」をスタイリッシュに組み込んでます!!カッケェ!!ホントこの曲好き!!

#2.こきりこ節(富山県民謡)
80年代トレンディドラマのエンディングにでも流れてそうな、かなりムーディなアレンジ。「夜のこきりこ節」と言うタイトルでもピッタリでしょう。大人ロマンティック。イントロはお洒落シンセが、Aメロはお洒落ベース音が、サビはお洒落ピアノがメインになって演奏されます。お洒落。表立って出してはいないものの若狭さんのボーカルから漂う色気が、とても曲とマッチしています。サビの「まどのサンサもデデレコデン♪」のみ可愛らしく歌うのも、またキュート。これが民謡だなんて、気付けません。

#3.茶碗蒸しの歌(鹿児島県民謡)
可愛過ぎて死ぬ曲。マジ大好き。透き通った琴の様な音色のシンセと、軽快なリズムのドラム、そして優しく伸びやかなボーカルが合わさった演奏は、まさに"イルカになって水中を泳いでいる"様な、そんな気分にさせてくれます。マジ癒される。マジリラックスフォーミー。そして、何よりこの曲は歌詞が良い。訳すと"茶碗蒸しを知らないから、なんかの虫と勘違いしちゃった"と言う笑い話なんだけど、実際に歌われるのが「うんだもこ〜ら〜い〜けなもんな〜♪あたいげんどんちゃ〜わんなんだ〜♪」って、もう何歌ってっか全然分かんないの。意味不明な呪文みたいなの。なのにこれを若狭さんボーカルで超優しく真面目に歌ってる感じが、もう可愛くって可愛くって仕方ない!!ヤバい!!あと、合間合間に入る「そいっ♪」って合いの手が可愛くってしょうがない!!ヤバい!!!!

#4.虚空(作曲:上領亘)
ネオバラッドにしては珍しいオリジナル曲。そしてインストです。津軽三味線奏者"静寂"さんが大々的にフィーチャーされており、前半はジックリしたテンポで三味線三昧。そして中盤で、テンポアップして三味線三昧。後半は更にテンポアップして三味線三昧(笑)。もはや、ギタリストも顔負けの三味線早弾きです(笑)。終盤に向けてドンドンペースアップして行くので、聴いてると圧倒を通り越して笑えてきます(笑)。三味線でもこんなこと出来るんだと本気で驚くと思います。聴いたこと無い音が盛り沢山です。おそらく、こちらの方も三味線界の新世代なのでしょう。何気に、かなり凄い演奏しているのに、全く意識させず、全てを三味線を引き立たせる様に演奏している上領さんのプレイは、ドラマーの鑑ですね。本当に両者素晴らしい。

#5.秋田大黒舞(秋田県民謡)
引き続き、三味線とドラムの組み合わせで演奏されるスピード感抜群のアレンジ。そして、透き通るガラスの様なシンセ音と、ゆったりオーロラの様なシンセ音も演奏されてスタイリッシュでもある。なのに終始、コンガが小刻みに鳴っている。そして、合間合間には、音色もタイミングもピンクレディみたいな古くさいシンセが聴き手を焦らせる様に挿入される。つまり、スピーディーわちゃわちゃスタイリッシュ曲です!!ボーカルは、ちょっとヤンキーっぽい感じで、キビっと歌い上げてます。そして一番の聴き所の"間奏の軽快過ぎるシンセソロ"は、前後の曲のスタイリッシュマジ加減と全くマッチしていない南国キャッチーニューウェイヴなので、ゾワッと来ます(笑)。攻め過ぎマジ最高(笑)。曲締めの「コラめでたいめでたい 商売繁盛御家内繁盛 みなさまおまめで 金もうけどっさり〜♪」が超ハッピーテンションで大好きです(笑)。

#6.おてもやん(熊本県民謡)
三味線と笛と小太鼓で印象的なイントロを奏でて、曲の始まりからはシンセが入ってきます。が、この曲は、どっちかと言うと民謡側の演奏が大半です。8割方民謡。しかし、ちょっとシンセが入るだけでかなり演奏がタイトになるのが面白いです(笑)。この曲は、他の収録曲に比べると原曲が割と有名ですかね。若狭さんの歌い方がとってもコミカルで、実に可愛い。この曲も、とても好き。

#7.新島大漁節(東京都民謡)
イントロ10秒だけ100%民謡を聴かせた後に始まる、まさかの高速ジャズ風アレンジ(笑)。思わずマジかよって言っちゃうくらいジャジー(笑)。テクニカルでライドの音が非常に気持ち良いドラムに乗せてピアノと柔らかい音色のシンセで演奏されるんですが、もうスピーディーでスピーディーで、もはや"ルパンが夜の街で車をかっ飛ばしているシーン"が目に浮かびます(笑)。いやはや格好良過ぎる!!格好良過ぎる!!そうやって油断させといて、サビで急激減速して100%民謡になります(笑)。ふざけてる(笑)。そして短いサビが終わると、ギアをトップに入れたが如く急加速して高速ジャズアレンジです(笑)。ヤバ過ぎ(笑)。このジャズアレンジで「あなた様の愛を求め えびす様にはすがれぬ想い もがきながら迷いながら 小指を絡めたあの日に帰る・・・」なんて歌われたら、どこの名曲だよと言いたくなります(笑)。マジでドラマティック過ぎるんですから(笑)。間奏で生ドラムソロが入りますが、超本格的。流石プロ!!って感じです。これ、名アレンジだわ。

#8.八木節(群馬県民謡)
この曲は原曲が面白い。ある人の人生を他己紹介の形で歌う曲なのだが、その人が特定の人物と言う訳で無く、自分で替え歌で作って良かったとのこと。したがって、原曲にあたるものも沢山あるらしい。凄いな(笑)。そんな中、今回のカバーでは歌詞が気に入ったと言う理由で『国定忠治』と言う人物を歌ったバージョンが採用されたとのこと。で、この曲、それだけでは留まらず歌詞も凄くて、いくらでも続きを作れるからか、原曲は13番まであるらしいです。長いよ(笑)。このカバーでは、ズバっと抜粋して3番までに縮めています。そして、オリジナルの4番歌詞で「名残おしゅうはござそうらえど ご縁があるならまたこの次だが〜♪」と打ち切ってます(笑)。いさぎいいな(笑)。でわ、曲の感想。イントロは笛の音でメインメロディを奏で、ポップなシンセで両脇を固める形でやたら賑やか。しかし、歌が始まると殆んど演奏はリズムだけになります。この繰り返しで曲が構成されています。賑→静→賑→静→。まぁ、静かと言ってもボーカルが物凄く力強く歌っているので、十分聴き応えあるんですけどね(笑)。ちなみに、歌われている時のドラム!!これが、とってもシンプルなドラムパターンなんですが、よく聴くとスネアが太鼓に置き換わっていて、なんとも特徴的で面白いです。原曲では樽を叩いてリズムを作るそうなので、これももしかしたら樽の音なのかもしれませんが!!

#9.津軽じょんがら節(青森県民謡)
三度登場、この曲も三味線をフィーチャーしたアレンジになります。イントロ40秒、たっぷり三味線ソロから曲が始まります。その後もスピーディーな三味線と、やたらと低いベース音がメインになって演奏されて行きます。コンピューター感満載のキラピコシンセもバックで演奏されていますがあまり目立ってません。この曲は、三味線無双に見えて、何気に若狭さんのボーカル無双です。凄い歌うの難しそうなメロディーを、民謡技術炸裂させて、コブシとかガッツリ入れて力強く歌いきってるのが本当に格好良い。惚れる。何気に凄い変なリズム。

#10.金毘羅船々(香川県民謡)
「こんぴらふねふねおいてにほかけてシュラシュシュシュ〜♪」聴けば、あ〜知ってる!ってなる人が多いと思いますね。さて、この曲、2番までは三味線・琴・太鼓と言う和楽器で固めた演奏で、若狭さんが優しく歌い上げます。まさに民謡。そのまま行くのかと思いきや、急にポップでセンチメンタルで明るいシンセイントロが始まります。こっから「最後の曲行くよ!!みんな!ついてきてな!!」って感じです(笑)。3番からボーカルとシンセ1台とドラムのみ的な演奏に変わるんですが、これが素晴らし過ぎる。なんか、このユニットの根源に触れているようで、本当に感動します。こんなに最小限で、ここまで最高の演奏が出来るのかよ!!と震えてしまいます。いやはや、本物だわ。知ってたけど、本当に本物だわ。



総評:ほんと「日本人で良かった〜。」って思わずには、いられないよね。
 

≪NeoBalladの曲感想リンク≫
01/02〜黄金の里〜/
 

2017.09.30 Saturday

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