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2015.06.21 Sunday

aiko 「暁のラブレター」 全曲感想 (2003年)

JUGEMテーマ:音楽

 
aiko知らない世代に是非聴いて欲しい1枚です!!今回ご紹介するのは、

aiko 5thアルバム「暁のラブレター」(2003年)!!!!!!!!!!!!!!!

 

暁のラブレター


私、このアルバムがaikoの作品の中で一番好きです!!

他のアルバムと比べて何処がそんなに良いのかを今から簡単にご説明致します!!

まず「蝶々結び」「アンドロメダ」「えりあし」とシングル曲のパンチが強い点ですね。前作「秋 そばにいるよ」と前々作「夏服」に収録されているシングルは、良曲ですが若干インパクトが弱いのが否めません。やっぱ「aiko聴きてぇー!!」ってなったら本作か2ndの「桜の木の下」になっちゃいます。2点目は、アルバム曲でガツンと来るのが多いことです。スーパーキラーチューンである「彼の落書き」、ライブ定番曲である「帽子と水着と水平線」、ロック一直線の「ライン」、ほのぼの幸せな「白い服黒い服」、痺れる不安感「風招き」等々、素晴らしい名曲が盛り沢山なのです。捨て曲無しなのです。3点目は曲調がバラエティ豊かな所。飽きない。4点目は、経験を詰んで楽曲のクオリティが1ランク上になってきたこと。等々、もう良いことだらけのアルバムなのです!!初めての一枚をオリジナルアルバムから選ぶのでしたら、絶対に本作をオススメさせて頂きます。とにかくaikoの良さがギッシリ詰まってて分かり易いんです!!これから聴き始めて、一緒にどっぷりハマろう!!


余談になりますが「暁のラブレター」と言うタイトルについて少し説明します。
このアルバムは2ndアルバム「桜の木の下」,3rdアルバム「夏服」,4thアルバム「秋 そばにいるよ」と続いてきた春夏秋冬シリーズの最終章で"冬"をモチーフにした作品!!だと思われがちですが、そんな意識はaiko本人あんまりしていなかった様で、実際は、"暁の頃に(深夜から明け方にかけて)作られた曲(が大半)のラブソング集"と言う意味らしいです。また、"深夜に高まったまとまらない思いをラブレターに綴ってしまう。それは朝読み返すと到底読めたものでは無いが、しかしその言葉こそ本当の気持ちだ"と言う意味も込めているとのこと。そう言われて歌詞カード読み返すと、確かに。「天の川」とか紋黄蝶飛ぶ「蝶々結び」なんて全然"冬"じゃないですけど、「アンドロメダ」や「すべての夜」など、"夜"や"夜空"、"夜明け"をテーマにした曲が多いですね。いやはや、誤解していた人も多いんじゃないでしょうか。私を含め(笑)。でも、aiko本人が後から気付いたらしいですが"暁"って冬の季語なんですって。だから「おぉ!?よかったやん?(笑)」と述べています。まぁ確かに収まりが良い。


さて、それでは全13曲の感想を書いていきます!!
 


 
#1.熱
オープニングを飾る2分弱のしっとりバラード曲。1番しか無く、アウトロがそのまま次の曲である「彼の落書き」に繋がる珍しい構成になっています。さて、ピアノのソロから曲が始まり、それにクラリネットが加わり演奏されるイントロは、しっとりだけど気だるさ満載です。そして、その雰囲気のままAメロでaikoが歌い出すのですが、これが凄く心細い感じ。このしっとり演奏と相まって、もう哀愁満載です。短い曲なので、この雰囲気のまま最後まで行くかと思いきや、そんなことは無く、Bメロでいきなりバンド形態になります(笑)。しかも、ずっしりしたロック(笑)。テンポこそゆっくりのままですが、地に足付いたドラムの8ビートとジャカジャカ&自由気ままなギターが目立ち、もうなんとも力強い作りに。そしてサビの「あなたが好き あなたとキスしたい」に繋がります。もうね、前半の弱々しさから、一歩踏み出す感じが堪りません。堪らなさ満載です。スキップしがちの曲ですが、たまにはちゃんと聴いて欲しいです。

#2.彼の落書き
前半ゆっくりだけど、サビで加速してテンション爆上がりの超絶名曲ロックソング!!「この曲がaikoの歌の中で一番好きだよ♪」って人も、かなりの数居ると思います。私もベスト5の中に入るくらい好きです。Yeah!!この曲は1曲目の「熱」のアウトロから繋がったまま始まるので、一番最初は、ゆったりテンポです。ピアノとアコギ、そしてaikoの「LaLaLaLaLa~La~♪」に癒されるな〜と思っていると、急にテンポチェンジ!!アップテンポな8ビートドラムに乗せて、ジャカジャカギターとオルガンシンセが炸裂のロックな曲調に変貌します。ここからが本番だぜ!!と言わんばかりに突っ走るイントロにテンション上がりまくりです。が、一通り終わると急ブレーキを掛けたかの様に減速し、歌い出しのAメロへ。テンポが半分になったかと思うAメロ、この遅さが癖になります。メインのずっしりドラムフレーズとチュクチュクギターの創り出すスカスカ感が最高。そしてBメロ。もうこのBメロが、まさかの更に遅くなったかの様な気分にさせるものなのです。もう遅いのなんのって、マジ気持ち良いです。なのに、なのにそのBメロの最後に、凄い格好良いドラムのフィルインで急激に加速させてサビに繋げちゃうんですもの。もう、ここで脳汁溢れまくり不可避です。そんな繋ぎ方をされたサビは、イントロ宜しく突っ走り8ビートロックが炸裂、もう最高です!!しかも歌詞が「落ちぬ取れぬ消えぬ あなたへの想いは正に 体中の落書きみたい〜♪」って、超語呂が良くてキャッチーで、尚且つスピード感抜群で、もう歌ってて気持ち良さこの上ないの!!ホント天才としか思えないレベルです!!更に、サビの終り方も「その手でぎゅっと〜つ〜よ〜く〜つつ〜みこ〜んで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪」って、もう!!どこまで伸びるの!!ってくらいギューンってaikoの美声が伸びるんですよ。良いに決まってる!!癒されるに決まってる!!そして、勢いのあるままイントロに戻るんですが、そこで歌われる「LaLaLaLaLa~La~♪」とエレキギターのフレーズのマッチ加減、そしてスピード加減がまた、凄く気持ち良くて癒されます。要チェックです。そして、1番でここまで緩急付けているのに、そんなのお構いなしにアップテンポのまま2番に突入していきます。8ビートでガンガン突っ走る2番、なのにテンポはあのゆっくりな1番と一緒なのですから、もう違和感半端無いです。そして2番サビでも「つつ〜みこ〜んで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪」貰った後には、aikoのスキャット満載の間奏になります。もうバンド感が強くて、ロックで凄い良いです。その派手っちな間奏の終わりに、また格好良いドラムのフィルインが入ったかと思うと、ここでまさかのaikoボーカル大フューチャーの静かなCメロへ。アコギとオルガンのみの中でお願いごとをするかの如く歌うaikoのボーカルが、とてもいじらしくて可愛いです。加えて、2番で温存してた緩急加減を、ここでぶつけてくる感じが非常に気持ち良くてヤバいです。そんな虚を衝く始まり方のCメロですが、それだけでは終わりません。アコギをバックに静かに歌うボーカルへ、ドラム等の楽器が加わるんですが、最初は演奏を抑えているんです。そしてボーカルの心地良い声裏返りメロディと共に、徐々に徐々に盛り上げていって、おっしゃ!!行くぜ!!って急加速して最後のサビに突っ込んで行く、この感じ。いや〜素晴らしいです。何気に、この曲はCメロがキモなんですよね〜。分かりますよね〜。本当に名曲。この高揚感・ワクワク感はaikoの曲の中で群を抜いているんじゃないでしょうか。凄い大好き。

#3.アンドロメダ
aikoの代表曲であるミディアムテンポの切ないでも明るい不思議なナンバー。"心が疲れてしまって、大好きな人(こと)まで見えなくなってしまいそう"と言う、ちょっと悲しい歌詞を、得意のゆったり跳ねたリズムで幻想的に、と同時に地に足付けて力強く歌い上げる名曲であります。かなり有名な曲なので、説明不要かもしれませんが、一応書きますのでお読み下さい。イントロはピアノとリバーブ掛かったギターのフレーズから始まります。これがもう、とても穏やかで、まるで"夜空"を見上げている様な気持ちになってしまい思わずうっとりです。しかし、それも束の間、そこにドラムと弦楽器が加わることによって、音が引き締まり、"穏やかな夜空"の様だった雰囲気が、一気に飛躍して"宇宙"やら"銀河"を連想させるものに変わります。これが幻想的かつ神秘的でホントに良い。このわずか20秒と言う短いイントロで、私たちを曲の世界観に一気に引きづり込ませる作りがホントに素晴らしいです。さて、歌い出しのAメロ。夢の様なイントロの空想から、目覚めたが如く急に現実感を帯び、ドラムとギター・ピアノで隙間が開いた演奏をします。「何億光年向こうの星も 肩に付いた小さなホコリも すぐに見つけてあげるよ この眼は少し自慢なんだ〜♪」少し健気に、少し得意げに歌うaikoのボーカルが、この極端な歌詞と相まって非常に可愛らしいです。Bメロ、ハイハットが裏打ちになりシンプルですがAメロよりしっかり演奏される様になります。しかし、揺れ動く心も見え隠れ。メロディも逆に雲行きの怪しい感じになり、そこで歌われる歌詞が「そんな あたしの2つの光 最近うっすらボヤけてきたな〜♪」あー、切ない。そしてサビです。「交差点で君が立っていても もう今は見つけられないかもしれない〜♪」あー切ない。切ないのに、ボーカルは明るく気高く優しく歌うんですもの。なんだよ、せつねぇよー。演奏も再び弦楽器が加わりまして、壮大で幻想的なものになるんですよー。しかしイントロよりは、ドラムの存在感が強調されており、現実感も強くて、両者が共存しているこの感じ。そして明るいこの感じが、歌詞とのギャップで心に刺さります。あー切ない。切ないー。3番サビの最後に「この歌よ誰が聴いてくれる?」と言う部分があるんですが、俺が聴いてるよ!!って感じです。この曲は完璧。たいして"アンドロメダ"要素が無い歌詞なのに、曲で表現し切ってて、「このタイトル以外あり得ない」と思わせるのとか、何気にめっちゃ凄いと思います。お見事です。名曲。

#4.ふれていたい
スローテンポの優しいバラード曲。シンプルな8ビートドラムに乗せて、ギターとピアノをメインにゆったり演奏される。サビでは弦楽器が追加され、非常に優雅な雰囲気になる。この曲って、特に激しい展開も無いし平坦にただ続いていくだけなんだけども、そこが逆に癒されるし、aikoの優しい歌声を堪能出来るので好きである。「ふれていたい ただそれだけ」と言う、すごく単純で忘れがちだけども大切にしたいことを歌っているので、これくらい単調な曲の方が、それを表現するのには合っているのかもしれない。メロディが良いからか、5分弱もあるのに長く感じないし、飽きないんですよね〜。好きです。何気に、こういう曲調なのにイントロをエレキギター2本の混じり合うフレーズで始めてる所も要チェックです。普通に考えると、ピアノでしっとり演奏しそうなものですが、そこを敢えて不安定にすることで、切ない印象を強めていて思わずグッときてしまいます。余談ですが、この曲はテンポも遅いし、シンプルなので初心者がコピーするのにも最適じゃないでしょうか。詳しく分からないけど、少なくともドラムはそう思います。でも、弦楽器の再現が難しいかな。

#5.夢のダンス
トランペット・サックス・トロンボーン等のブラス楽器が目立つゆったり6拍子ダンスソング。例えがあってるか分かりませんがお上品な"キャバレー"風です。シンプルで控えめなバンド演奏の上に、メロディアスな金管楽器が優雅に御洒落に演奏されます。金管楽器って普段あまり聴かないですが、こうゆったり優しく演奏されるとホントに柔らかい音色で癒されますね。aikoの伸びる歌声も加わってまさに"夢見心地"と言った感じです。そして6拍子なので、やっぱり社交ダンスとかが合いそうな感じです。実にお上品。こんなに優雅で、一見すると現実を忘れてしまいそうな演奏に乗せて歌われるのは「そばにいたいのに 強く手を握ってたいのに あなたは近くて遠い人 悔しかった〜♪」と言う"お別れ後の想い"です。そこから「あなたとダンスをもう一度 永久に歌った〜♪」と言う内容に繋がり歌われますので、"叶わぬ思いを夢みている"曲なのでしょう。ただただ幸せな夢の曲じゃ無い分、沁みますね。「−あなたはあたしの一番星よ−」ってフレーズが刺さるなー。

#6.蝶々結び
バンド編成+弦楽器+金管楽器で奏でる、幸せ気分ミディアムテンポピュアキュートピュアソングです。「過去にも2人は同じ様に出逢ったならば恋をしたね〜♪」と言うサビからも分かる様にaikoお得意の恋する女子の曲になっております。シングル曲の中でも有名な方で、私もかなり好きですね〜。オススメです。おもちゃのピアノの様な可愛い音色のキーボードソロに乗せて歌われるaikoのフェイク(?)から曲が始まります。このイントロが曲全体のキュートさを抽出した様な作りで最高です。で、曲が本格的に始まる訳です。この曲は、ピアノと弦楽器と管楽器の綺麗で壮大なアンサンブルをメインに据えて演奏していくんですが、これがまた凄く爽やかで、もう春から初夏にかけての晴天の原っぱで涼んでいる様な気分にさせられます。aikoの伸びるボーカルも、原っぱで叫んでる姿を連想させますね。もうね、原っぱとかフラワーパークとかに行きたくなる程、激清々しくて素晴らしいです。ですが、それだけでは終わらないのが、この曲の面白いところ。私が個人的に注目して欲しいのは、その壮大な演奏の後ろで延々鳴らされている"ワウ"掛かった場違いエレキギターです。ここに注目。何気に聴き逃しがちですが、このウワァンウワァン言ってるお間抜けギターが入ることによって、この壮大な演奏と聴き手との距離感がだいぶ近くなるんだと思うんですよねー。それで親近感が湧き易くなるというね、とても重要な要素です。たぶん。この曲は春に聴きたいな〜♪

#7.ライン
ここまでシンプルなのも珍しいアップテンポな突っ走り8ビートギターロックソング。超好き。2本のエレキギターがメインで演奏される、とにかくバンド感丸出しな曲です。超好き。イントロは歪んだギターのソロから始まり、そこに絡みつくようにもう1本ギターが追加されます、そして更にフロアタムでリズム刻むドラムが加わって曲スタート。あとは、とにかく8ビートに乗せた2本のギター無双です。一緒に演奏しているのにギターが目立ち過ぎて、あんま聴こえないポワポワしたキーボードも地味に良い味出してます。あんま聴こえないけど。この曲は、曲調よろしく歌詞も強気なのが、また良いです。「全く以ってあなたの話す 全てが英語の様で分からない あたしに何かを伝える手段をはき違えてる〜♪」と言う、攻め攻めな内容をウンザリした様に歌うaikoのボーカル。なんてロックなんでしょう。こう言う曲はライブ栄えします。超好き。

#8.帽子と水着と水平線
ピアノ・オルガン・ベース・ドラムのみで演奏されるアップテンポで明るいポジティブ名曲。この曲は、ギターが使われておらず、タイトなピアノと柔らかいオルガンをメインに据えて、優しくでも元気に楽しく演奏されております。だからなのか"人畜無害の良いヤツ感"が強くて、誰でも楽しい気分になれますね。ファンからの人気も高く、「蝶々結びカップリング曲」→「本アルバム再収録」→「ライブ定番曲」→「ベスト盤にアレンジver収録」と言う栄光の歴史を歩んでいる曲でもあったりします♪この曲のもう一つの特徴は、要所要所にチープな"リズムマシン"が採用されている点ですね、こういうの大好きな私は勿論、若い世代の人が聴いてもこの"ズレ"が逆に面白いと思います。そんなショボリズムマシンのシンプル過ぎるフレーズのソロから曲が始まり、そこに被せる形で生演奏とバトンタッチして曲が本格的に始まります。この次元超越加減が爽快感抜群で超気持ち良いです(笑)。このアレンジ考えた人天才。曲が始まると、もうとにかく気持ちの良い感じで、真ん中をピアノ、上をオルガン、下をドラムが固めてaikoのウキウキボーカルと一緒に体揺らしてノリノリで進んで行きます。明るいんだけど切なさも混じったこの感じが非常に複雑な気持ちで良いです。例えるならば「想いを寄せている人と一日中海で遊んで『日も暮れて来たから、そろそろ帰ろうか』ってなった時の砂浜」みたいな。違うか。サビの「もう始まっていた あっけなく好きになっていた」って歌詞がホント良いですよね〜。で、一番が楽しげに終わると2番入る前で今度は、リズムボックスとオルガンだけになります。なんてチープで良いんでしょう。そこにピアノが加わり、これもなかなかバランスが良いです。そして2番Aメロ歌い始めると、なんとオルガンとボーカルのみに。途中からリズムボックスも加わるんですが良いアレンジだなー。Bメロからは通常通り全員参加で再びサビです。そのサビから間奏に繋がるんですが、ここが予想外に激しいピアノソロが炸裂します。んー、格好良い。そしてCメロは、リズムボックスとピアノとボーカルの組み合わせで静かに歌われます。ですが途中から徐々にスネアのロールが入って来て、演奏全体が盛りあがって行き、最後のサビへ突入です!!いやはや素晴らしい。しかも、まだ素晴らしさは続きます。なんと終わり方が、散々盛り上がっていた流れを一旦リセットして、新たな演奏を1フレーズだけして「ワン!ツー!スリー! チャン!!」でぶち切ります。すげぇ(笑)。マジ隅々まで格好良い。この曲は、単純にメロディだけじゃなくてアレンジが本当に上手いと思います。超大好き。

#9.すべての夜
バンド+弦楽器で演奏されるミディアムテンポのゆったり跳ねた3拍子曲。Aメロ「あなたが毎夜震えてしまう程 夜はそんなに辛く悲しいの?」Bメロ「それじゃまるでついこないだまでのあたしみたい だからついておいで」サビ「静かに黙って息を止めて こんなに素晴らしく夜は輝くのよ あなたの両手で計る未来を」と言う、"夜に襲われる恐怖感からaikoが救い出してくれる"希望に満ちた曲です。そんな内容なので演奏の方も印象が場面場面で変化します。まず、1番Aメロ前半は、柔らかいオルガン音とピアノ、温かいベース音のみで演奏され、どこか不安な雰囲気です。Aメロ後半で、ドラムとギターが加わり演奏は激しくなるのですが、まだまだ雰囲気は重いまま。しかし、Bメロでメロディが若干変化してきます。共感してくれる歌詞も相まって、若干心の脅えが解消されていく様な状況です。そこから、aikoにグイと手を引っ張って貰ってサビへ。弦楽器も加わり、希望に満ちた優雅なダンスを一緒に踊る様なサビ。んー、aikoの"救いの女神感"が半端無い。夜だけじゃ無くて、気分が落ちている時とかに聴きたくなります。「あなたは一人じゃ無いよ、だから絶望しないで」って言って貰ってる気分です。優しい歌だなー。

#10.えりあし
ピアノとストリングスをメインに演奏される王道のスローバラードシングル。落ち付いた曲調の切ないメロから徐々に盛り上げて行き、サビに来た所で伸び伸びと印象的なフレーズを歌わせる。このド正面からの正攻法でボッコボコにやられます。やはり、aikoにスローバラードを歌わせたら無敵ですね。この曲は歌詞が良いんだ。Aメロ「ぶったりしてごめんね 愛しくて仕方なかった ねぇ泣き真似してごめんね困った顔が見たくて」Bメロ「そしてあなたの背中が遠ざかり 最後に気付く儚き愚か者」サビ「時は経ち目をつむっても歩ける程よ あたしの旅 季節に逆らい想い続けて今もあなたを好きなままよ」。これ良過ぎて、全部書きたいんだけど長くなっちゃうから1番だけ。Aメロのあるある加減がヤバい。Bメロ切ない。サビ、"目をつむって歩ける""季節に逆らい想い続けて"って表現が素晴らし過ぎる。好きな人は好きなままで良い!!名曲です。以上。

#11.白い服黒い服
バンドと金管楽器で演奏されるミディアムテンポの楽しくなる跳ねた曲。演奏も含めて"日常の小さな幸せを噛みしめて日々を過ごして行きましょう♪"ってテンションが物凄い好きです。「こんな時間に掛けてくるのはあなたしかいない そしてこの時間つかまるのもあたししかいない」とか「心なしか元気無い時は匂いで分かる」とか「届かない高い場所はあなたの指 低く狭い所あたしの指 こうして毎日凄そう それはまさしく最高の光」とかとか、歌詞が秀逸過ぎるので要チェックです。結構AメロもBメロも演奏がスカスカで、ドラムとアコギとオルガン(Bは、トランペット)くらいしか目立って聴こえないんですが、その張り切って無い感じが、逆に"普段"って感じで良いんですよね〜。休みの日の昼とかに、家の掃除しながら聴きたい曲です。隠れた名曲ですよ。大好き。(白い服黒い服は冠婚葬祭の衣装の意味。色んな時に色んな事を一緒にやってきたよねってニュアンスです。)

#12.風招き
不安の中でも塞ぎ込まずに自ら行動してどうにかしようぜ!!風を起こしてこうぜ!!って、自分のケツを叩くミディアムテンポのバンド曲です。名曲。そんな内容を思いっきり表現しているサビから曲が始まります。2本のエレキギターのフレーズの頭にドラムとストリングスがキメを入れて繰り返し歌われるんですが、これが意外なほどにメロディが暗くて、風を起こすどころか、不安の渦に飲み込まれそうなのを必死に踏ん張っているような内容になっています。だが、それが良い。実際、不安とか悩みを払拭するのって、そう簡単なことではありません。それを見事に表現しており、心にグッときます。サビが終わってAメロになると、台風が過ぎたかのように落ち付いたピアノメインの8ビート曲になります。心に平穏が訪れたか?と思いきや「独りぼっちが好きと吹いて回った 心細くて死にそうな夜を超える為に」とBメロで心が乱れてきます。そして、再び嵐の様な不安吹き乱れるサビへ。「転がせこの風を泣き叫ぶもいいさ だけどちゃんと泣き止んでね」現実と対峙しないといけない時です。あー、嫌なことだらけの世の中で、この曲は本当に沁みますなー。私も色々と嫌なことと向き合わなければ。名曲。ちなみにタイトルの読み方は「かぜおき」。

#13.天の川
ピアノと弦楽器とアコギがメインの幻想的で儚い切ない3拍子スローバラード曲。アルバムの締めくくりに相応しい壮大な演奏になっております。そんな壮大かつ優しい演奏に乗せて歌うaikoのボーカルは、とても丁寧で一音一音に気持ちが込められているのがよく分かります。6分もあるのでじっくり聴いて、歌声を堪能しましょう。「首をすくめ恥じらえばそれは好きの印 髪が伸びて優しくなびいた〜♪」と言うサビがとても印象的です。ゆったり雄大に演奏している曲なので、夜寝る前に布団の中とかで聴きたいですね。



総評:良過ぎる。高校生の時、友達にこのアルバムを薦められて本当に良かった!!あなたとaikoの出会いの一枚にも是非して欲しいです!!

 

【aiko感想ページリンク】
astral box/桜の時/桜の木の下/暁のラブレター/恋のスーパーボール/まとめ/ポップとロック/噛めないけど!CD/

 

2017.07.25 Tuesday

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