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平沢進・P-MODEL等のニューウェイヴと私の日常を……

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2014.10.22 Wednesday

中野テルヲ「Deep Architecture」全曲感想(2013年)

中野テルヲの5thアルバム『Deep Architectue』を紹介します!!

 

Deep Architecture


前作までの作品と比べた今作の特徴は、「電子音主体の音作りから生音の占める割合がグンと増えたこと。」「セルフを含むカバー曲が多いこと。」「歌モノが多いこと。」そして何より「理科・数学から建設業・工業になったこと。」だと個人的に思います!最後のは、なんのこっちゃ笑。と言われそうですが、聴けば分かります笑。

このアルバムは非常に聴きやすいですね。一曲一曲が起承転結(?)がハッキリしているので、テルヲさんの作品をまだ聴いたことが無い人でも取っ付き易いと思います!!

でわ、全曲感想を書いて行きたいと思います。ちなみに裏ジャケは【シェルター】と名付けた非常用梯子とご機嫌に写っているテルヲさんです。厳しい顔してますが、この梯子を打楽器として愛用しているので、この時は絶対にご機嫌笑。じゃないと梯子と写真なんか撮んないよね普通笑。

#1.Leonid
オルゴールの様な音のループ音源から始まります。そこにデーと言うシンセ音が加わり。1分半程経った頃、オルゴール音と交替で生ベース音が入って来ます。針金の様な音の生ベース。この曲は割と歌モノと言うよりかはループ音源の逆再生やスクラッチを楽しむタイプの曲。間奏ではチープな生ギターソロとシンセソロのやり合いが続くのかと思いきや、両方混ぜてスクラッチしてしまう流れに。まさにテルヲさんの曲でしか聴けない様な内容ですね。要所要所のキメで曲が止まるのですが、止まると言うか本当に空白になる。そして絶妙なリズムで再開される訳です。良い。

#2.ラジアン
リズム電子音とリズムピアノから始まるミディアムテンポの歌モノ。これまでの作品にも多くあった電子音等の単音を繋いでリズム作りをしてる訳ですが、それがとても心地よいですし、ボーカルのメロディともピッタリ。まさにお見事としか言えない。木琴みたいな音、木の笛みたいな音も目立って入って居まして電子音との混ざってまた独特の世界なのです。リズム作ってる電子音は金属的でもあり、もう本当に独特。この、しんみりしてる訳でも無いし激しくも無い、テルヲさんの曲のテンションが非常に好きです。

#3.Legs
LONG VACATION時代の曲のセルフカバー。名曲。原曲のギターとシンセが全面的に出ているロックバンドのテイストから打って変わって、凄いカッチリ金属テクノに整理されています!たまげた名アレンジ。「あしー、あしー、あしー、あしー、」と言う音源が繰り返され曲が始まります。そこに四つ打ちのバスドラと金属音が加わりガッチリ基礎が固められます。テルヲさんのボーカルもカッチリ!一転してBメロはぐるぐる回る様なギターと語りかける様な柔軟なボーカル!わぉ!そしてサビでは、またもガッチリに戻りつつもシンセが加わります!!&スクラッチ!!ひゃー!!かっけぇ!!!!あしー!あしー!!あしー!あしー!!間奏のインプットソロ(?)ノイズソロ(?)もめっちゃ格好良い。ヤバい。原曲との大きな相違点は、Aメロ後半とBメロの歌唱が無くなっていることと、サビの"失敗!!"が無くなっていることですかね!!意識して比べてみるのも面白いです!!

#4.構築子
木琴の様な音色と針金ベースで奏でられるのは、ふらふらと着地点が分からない、のんびり酔っ払いの様な長いフレーズ。#3.との差が凄いゆったりふらふらっぷりに思わずニヤリとしてしまいます。なんと言うか童謡とかっぽい。しかし、それはAメロのみ!Bメロでは急に変則的なキメ、キメ、キメで、ズババッと急に雰囲気が変わります。ここからピアノがメインになり微妙にジャジー。と言うか、ここからサビにかけては、なんだか真面目な雰囲気で、衰退して行く街に悲観しているような曲になります。いや、歌詞は違うこと歌っているかもしれませんが雰囲気の話です。廃墟となってしまった街を、ビルから眺めているような。Aメロとの違いが凄いでしょ。これは良曲。

#5.サンパリーツ
P-MODEL時代の曲のセルフカバー。あの子供達が歌っている笛やら木やらの音満載の謎ほのぼの雰囲気とは全然違う、これまた切実と言うか真面目なアレンジ!同じ曲とは思えない!始まり方はキーボードのみで綺麗に演奏されます。そこに打楽器が入ってきて、ピアノでカッチリメインフレーズを弾かれます。なんと言うか、雪降る廃墟と化した電子の街
みたいな雰囲気です。テルヲさんのボーカルも真面目でカッチリ。生ベース、金属音、鈴の音等もガッチリ組み込まれております。とにかくカッチリ。「サンパリーツ!」等の一部のコーラスは、ボーカロイドのスクラッチで演奏されます。無機質!!「雪くれる日々に〜」のところからは、ボーカルが語りの様になります。マジで格好良い。ホントに同じ曲か?両方超大好きである。

#6.Dreaming
とにかく焦らせるキラキラした音のフレーズから始まり、焦らせシンセベースが追加され、焦らせ衝撃音バスドラが加わります。とにかく焦らせます。Bメロでも焦らせる。なのに超伸びる歌声。そして、サビ前だけ静かになり木の笛の様なフレーズで、つんのめさせられる。サビは落ち着いたリズムになり歌モノの様に気持ちよく聴けます。間奏は、一文一文言い切る形になります。うん、ライブを思い出す!

#7.ロマンチスト
スターリンと言うロックバンドのカバー曲。あのアップテンポの曲をここまで落ち着いてしかもカッチリさせていると言うズレと。「何でもいいのさ壊してしまえば」「吐き気がするほどロマンチックだぜ」等の激しい言葉を歌うテルヲさんのギャップにただただ痺れるばかりの名アレンジ。とにかく、落ち着いているのに口が悪いのが面白い。超好き。

#8.ディープ・アーキテクチャ
表題曲にもなっている超絶名曲。こんなにガツンと来た曲は久しぶりと言うくらいに超好き。人生の曲の中でかなり上位に来るくらいニューウェイヴで大好き過ぎる。まずイントロ兼Aメロになるメインフレーズが面白過ぎる。リズムで言えば「ドドタドタン ドドタドタン チッチッチッチッ」の3・3・4拍子(?)これが気持ち良過ぎる。そしてそのフレーズに合わせる歌詞が「構造重構造 構造重構造 ○○」である!○○の所が「サインウェーイヴ」だったり「オーバードライブ」だったり「シェルター」だったり「プリンター」に変わって、それに関する音と一緒に繰り返し歌われる訳です!!面白過ぎだろ!!!!そして、サビは突き抜けて明るい!!なのにサビの最後のフレーズはメインフレーズと同じなので違和感あるんだけど、ピッタリ来る!!ヤバい!!遊び心と言い!!なんと言い!!もうヤバーーい!!!!ヤバーーい!!!!ヤバーーい!!!!超超超好き。



総評:もうね、ニューウェイヴファンも、P-MODELファンも、テルヲさん聴いたこともない人も、全員虜になる作品でしょ!!どう見てもこれ!!オススメです!!

 

【中野テルヲのCD感想ページ】
Pilot Run Vol.2/Oscillator and Spaceship/Deep Architecture/中野テルヲ流音楽制作術2016(Special Book&CD)/

 


2017.09.30 Saturday

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コメント

秋山さんがブログで、「平沢さんのお兄さんのやってるカフェで俺を含めたP-MODELで金儲けしてっけど、俺の取り分はどうなってんだ?」みたいなこと書いてましたけど、どうなってんでしょうねw
2014/10/23 5:38 PM by 山田
山田さん、こんばんわ!
知らなかったのでブログ見てみました。秋山さんイラッと来てたみたいで、実際はどうなんでしょうかねー。平和に解決してると良いですが!
2014/10/23 7:21 PM by みみ

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