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平沢進・P-MODEL等のニューウェイヴと私の日常を……

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2014.10.21 Tuesday

中野テルヲ「Oscillator and Spaceship」全曲感想(2012年)

JUGEMテーマ:音楽

P-MODEL、平沢進のファンの方に、オススメしたいのが【中野テルヲ】氏のソロ作品です!

オススメも何も、中野テルヲさん自体がP-MODELのベーシストだったのは言わずもがななんですが、「ソロ作品は聴いたことが無い」と言う人も多い筈なので、紹介しますね!

「サイン波の魔術師」との異名で呼ばれる程にテルヲさんの作品は、電子音で溢れてます。主なメロディは勿論、打楽器すらも電子音で奏でてしまっている曲も少なくありません。しかもこの電子音!何を隠そう、アナログな感じで絶対にみんなが好きな音なんだわー、その音を絶妙に置いて奏でて、絶妙に欲しい音楽を提供してくれます!まぁー、幸せ。

それとね、なんだか優しいんです。電子音たっぷりなので、無機質で暖かみが無いかと思いきや、どの曲も人懐こい暖かい感じなんです!このギャップ!いやーそれが良い!!ですけど、やっぱり曲調と言い歌詞と言いどっか理系的で数学的なんですね!このマッチorミスマッチ感が心地良いー。そして、いつまでも実験的でいて攻めてるんだ!!面白いんだ!!やべー!!


と、伝わらないアーティスト紹介を終えた所で、今回ご紹介するアルバムについて書いていきたいと思います!!

ソロ4枚目のアルバム!タイトルは
【Oscillator and Spaceship】

 

Oscillator and Spaceship


白背景に座ってるテルヲさん、その両脇にサイン波発生装置(?)が3つ置いてあるシンプルなジャケットです。くー、テルヲさんかっけぇ!!!!

全7曲感想書いていきます!

#1.振動子
イントロで早速、色んな電子音・機械音の単音が順番に鳴り、打楽器兼メロディを奏でます!ゆったりだけどキチッと一定のテンポで、このリズムループを軸に曲は進みます。わー、なんかもうこの時点で普通のアーティストじゃ無いよね!そして、簡易的なリズムピアノやらDJのスクラッチとか残響とかが加わり少し広がりを持たせるもやはり、音自体はスカスカ。スカスカだけど薄くは無いと言うこの不思議なこの空白感。これが、テルヲさんの音楽の特徴かもしれない。そして、語りかける様なテルヲさんのボーカルに、不安定なギター。わー、独特!!

#2.GAME
アルバムの中で一番取っ付きやすく、個人的にも一番好きな曲。とにかくポップ。イントロは5拍子の同じフレーズで、徐々に音が重なって盛り上がっていきます。このリズムだけで既に超好き。その後Aメロ、ピアノとチープな電子ベースの5拍子!このリズム感がまたやべえのに、なんとボーカルが輪をかけてポップでリズミカルでファニーでテンション低い!!どーすんだこのハッピーソング笑。と思いきや急にBメロ急に変なリズムで「ゲ ゲームゲームゲーム」の後に歪んだボーカルが交互に入って、ゆったりになったり激しくなったり、なんだコレ笑とビックリしていたら、もうサビ。サビは普通に4拍子のゆったりした感じ。電子音の速い演奏と早口ボーカルなのにリズムはゆったり、なんとまぁ素晴らしい。そして途切れ無しでイントロのフレーズに繋がっていく。見事。これホント名曲。

#3.雪山(狂言小謡)
「と〜おき、や〜まに〜、ひ〜はおちて〜」みたいな雰囲気で始まり、そんな様な雰囲気を保っているんですが、変なリズムのドラムとテルヲさんのボーカルのみで進められるので、そんなのんびりしてなく殺伐としています笑。途中にR2D2ソロみたいなのが入ったり、残響やらメロディ加工的なのやらがたくさん入ってきます。落ち着きそうな感じなのに、全然落ち着かないと言う笑。

#4.Pilot Run #7
これまた単音の電子音を順番に演奏してメロディにする系の曲。この曲はとにかく、そのリズムループを軸にして色んな音が途中に入ってくるんだけど、それが凄い。急に部室に居る気分になったり、遠近感。音の遠近感が凄い。音が3Dと言うか、とにかく立体的。ステレオの更に上みたいなね。ボーカルは語り的、この語りも微妙にズラして重ねてあったり、スクラッチしてたりしてなんとも、面白い。もはや洗脳っぽい雰囲気まで放ちかけている笑。

#5.グライダー
とてもキャッチーな名曲。超好き。イントロは、ラッパの様な大きい電子音と電球の様な弱そうな電子音が交互にフレーズを鳴らすんだけども、なんとも間抜けで面白い。Aメロ、飛んで行きそんなフレーズである笑。あっという間にサビ。スカッと爽快、こんなに爽快な曲も珍しいだろう。「グライダー あの日 見ていたのは こんな空だったね」歌詞も素敵である!で、またすぐ間抜けなイントロに戻る笑。間奏はまさに空を気持ち良く飛んでいるグライダーそのものです!物語性があってホント面白い。好き。爽快。

#6.宇宙船
リズムがなんとも好き過ぎるミディアムテンポの名曲。4.5-4-8拍子みたいな笑。数えらんないけど、このリズムマジで前につんのめる感じが最高に気持ち良い。この曲は、ホントこのリズムが良い。と思ってると終わってしまっているくらいリズムが良い。勿論、メロディも良いが、歪ませているボーカルと不思議なコーラスもまた素晴らしい。でも、やっぱりこの曲はリズムが良い。

#7.フレーム・バッファII
スローテンポの泣ける曲。この曲は生のスネアとピアノ、電子音のベースと言う構成。私は、こういう電子音の泣ける曲が好きである。電子音とかって無機質で無感情っぽいから、それでこういう感傷的な歌を歌われると逆に、余計にグッと来てしまうんだよね。独特だよね。


総評:サイン波の魔術師ですよ。流石の一言。このアルバムが一番それを体感し易いと私は思う!!だって、サイン波が何か分からない私でも「なるほど」と思ってしまうくらいなのだから!!
 

 


【中野テルヲのCD感想ページ】
Pilot Run Vol.2/Oscillator and Spaceship/Deep Architecture/中野テルヲ流音楽制作術2016(Special Book&CD)/

 


2017.06.23 Friday

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