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平沢進・P-MODEL等のニューウェイヴと私の日常を……

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2011.11.05 Saturday

P-MODEL 4thアルバム「Perspective」 全曲感想(1982年)

<簡易感想>
こんなにも聴いているうちに捉え方が変わるアルバムは他にない。正直、買ったときは「Heaven」「列車」以外は、暗くて訳わからんし、リズムも反復だし、で全く受け入れられなかったんですが、無理やり聴き込んでいたら……ヤベェ!!名曲の嵐じゃねぇかっ!!!!ってなりました。「solid air」「のこりぎりぎり」とか、もう大好き♪ここで聴くの辞めた人は勿体ない!!絶対に聴くべき。


P-MODEL 4thアルバム
「Perspective」(1982)

Perspective+11 Tracks(紙ジャケット仕様)
このアルバムはP-MODELのオリジナルアルバムの中では、最も取っ付きにくい作品だと思います。もはや1st,2ndアルバムのピコピコテクノポップの面影なんて微塵もありません。全体的に暗いですし、リズムも繰り返しが多いです。歌も派手じゃないですし、演奏も何やってんだかよく分かんない。不気味と表現してもいいくらい。なので、このアルバムで挫折するファンは多いと思います。自分もそうでした。

でも、無理矢理聴き込んでいて、ある日突然良さが分かりました。「何だ!?この作り込まれた演奏は!?凄い!凄過ぎる!!もしかしたら、これはとんでもないアルバムなんじゃないか!?」って。今なら自信を持って言えます。このアルバムはP-MODELが一皮剥ける為に無くてはならない作品です。過渡期の『名盤』です。もうね、一度好きになったら、拒絶していた反動も相まってだだハマりですよ!!抜け出せないよ!!下手したらP-MODELの中で一番クオリティが高い作品かもね。とにかくこのアルバムを敬遠するのは勿体ない!!だから沢山聴いて大好きになろう!!


さて、このアルバムの特徴といえば、先に書いた「テクノポップ」から抜け出そうとしてる「プログレ」に近い演奏ともう一つ!!『残響』『空間』の音づくりが凄い。聴けば分かるけどドラムね。なんでも、エフェクターではなくビルの階段にマイクをセットして録音したそうだ。凄い。そんな所に注目してみて聴いてみてもいいんじゃないでしょうか?


#1.HEAVEN 作詞作曲:平沢進
「シンセ音」「シンセベース音」「ドラム」の簡単なパターンがテープコラージュのように継ぎはぎされた冒頭部が印象的な名曲。その三つの音が同時になったものが延々ループされ、師匠のボーカルが乗っかり曲が進んでいきます。なので殆んど繰り返し。ギターはサビの極一部と感想しか鳴りません。物凄いシンプルなのにクオリティいが凄まじいです。個人的にこの歌の歌詞が凄い大好きです。あと、「つっき!!」も(笑)。

#2.列車  作詞作曲:平沢進
どかんどかんバスドラを響かせているドラムに、自由なギター、効果音的なシンセ、シンプルなベースで構成されているアップテンポな名曲。このアルバムにしてはとても、分かりやすく親しみやすい。もちろん私も大好き。軽くやけくそな師匠のボーカルと、間奏部の「電車運転始め」的なギターがとってもカッコいい。もうメッチャクチャ大好きな曲です。

#3.Zombi  作詞作曲:平沢進
前2曲は正直聴きやすい、問題はこの曲から。テンポはゆっくり。かなりリズムがとりずらいドラムが繰り返され、神秘的でアラビア的なか細いシンセ音鳴ります。そして平沢のボソボソボーカル。うん、面白くは無いけど良いんだよね〜。この曲はベースが好き。

#4.Coealacanth  作詞:田中靖美、平沢進  作曲:田中靖美
この曲はシンプルなリズムのドラム。それに、な〜んか合ってないようなシンセのメロディがずーっと繰り返し激しく鳴っている。その2つの音のズレを楽しむような曲です。他の楽器は目立ってません。またも師匠はボソボソ歌います。

#5.うわばみ  作詞作曲:平沢進
ジャケットしかり、まさに「星の王子様」。変な音で非常にシンプルなリズムを繰り返すドラムと、かなり捏ね繰り回されているギターフレーズ。そんな演奏に合わせて、またもテンションの上がらない師匠のボーカル。ずーっとモヤモヤした雰囲気。ヤバイ、最高に気持ちが良い。最高に気持ち悪くて、良過ぎる。俺この曲めっちゃくちゃ好き!!

#6.Perspective  作詞作曲:平沢進
この曲も大好き。この曲もまた演奏とか繰り返しだけど、少し透き通ってたりキラキラしたりしてる感じかな。少しだけ。全部の楽器が鳴ってるね。あと、不思議なシンセソロもあります。師匠の「流れるターーーイム!!」がカッコ良過ぎる。このドラムパターンは難しそう。

#7.Solid air  作詞:平沢進  作曲:平沢進、田中靖美
師匠お気に入り過ぎて、かなりの数のアレンジが存在する名曲。この曲はドラム以外は割と繰り返しじゃ無くてメロディカル。師匠のボーカルが少し引き延ばすような加工がしてあるように聴こえます。この原曲では「シャイニング」はコショコショ話のようで、サビも叫んでいるというよりは歌っている感じです。なので他のアレンジに比べるとちょっと面白くないように聴こえるかもしれません。俺は好きだけどね♪

#8.のこりぎりぎり  作詞作曲:平沢進
シンプルな繰り返し演奏に乗せて、師匠にしては珍しく『ラップ』のように歌いあげます。いやはや驚きです。この曲もどっちかって言うと聴きやすいですね。また、「ぼや〜っと鳴って、急に止む」音で演奏されるシンセがこの曲の不思議さを、より印象づけていますね。超好き。

#9.PerspectiveII  作詞作曲:平沢進
これまた超好き。今度は、ちょっと複雑な繰り返しドラムに、ベース音が乗っかり曲を引っ張っていきます。ベースが主役っぽい曲なのです。ボーカルは、リバーブ掛けてるかな?あと、平沢の子供っぽい裏声コーラス(?)も楽しめます。超好き。


う〜ん、書き終わってみてから言うのも何だけど、良さが半分も伝えられてないな。「繰り返しの」って表現多過ぎるし。でも、仕方ないな。こればっかりはホントにそうなんだから!まぁ、自分の耳で確かめていただきたい。あと、演奏が複雑なイメージあったけど、バラしてみたら意外とシンプルだったかもしんない。イメージの問題だね。

ちなみに、このアルバムには、各楽曲少しだけアレンジを加えた作品「PerspectiveII」と言う作品が存在します。紙ジャケ盤のCDを買うと一緒に付いてくるので、超お得です。オススメ。どんなアレンジかて言うと、「HEAVEN」のイントロ切り貼りが違かったり、「のこりギリギリ」の師匠のボーカルがテンション高かったり、とかそんなチョットですが面白いですよ♪


総評:このアルバムの良さが分かれて、本当に良かった。同じ気持ちをぜひ皆さんにも味わって欲しいです!!!!

 

【P-MODEL感想ページリンク】
[CD]
IN A MODEL ROOM/ランドセル/ポプリ/Perspective/ANOTHER GAME/太陽系亞種音/突弦変異1,2,3,4,5,6/核P-MODEL 1stライブ達成記念MP3/Big Brother-可逆的分離様態-/
[DVD]
BIT MAP/ENDING ERROR/音楽産業廃棄物P-MODEL OR DIE/改訂DIGITAL復刻版 音楽産業廃棄物/Parallel Kozak/


2017.05.16 Tuesday

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コメント

階段の踊り場でドラムを録ったとは驚きでした。ダブにハマった後でこのアルバム聴と改めて凄まじさに唸らされます
2016/01/07 4:35 AM by 名無し
名無しさん

読んで頂き、ありがとうございます!
私もその録音エピソードを初めて聴いた時は驚きました。「凄い事考えるな(^_^;)」と(笑)。
その苦労が見事に音に表れているのも、また凄いですよね!このアルバムのドラムの奥行き感が本当に好きです♪
ホント良いアルバムだと思います!!

2016/01/14 10:34 PM by ミミ

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