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平沢進・P-MODEL等のニューウェイヴと私の日常を……

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2016.10.29 Saturday

サエキけんぞう&Boogie the マッハモータース『21世紀さんsingsハルメンズ』 全曲感想!!(2010年)

JUGEMテーマ:日記・一般

今回ご紹介する作品はコチラ!!
サエキけんぞう&Boogie the マッハモータースで『21世紀さんsingsハルメンズ』!!!!(2010年)

21世紀さんsingsハルメンズ

オリジナルアルバム2枚を残し1984年に解散してしまった伝説のニューウェイヴバンド"ハルメンズ"。オリジナルメンバーであるサエキけんぞうさんが【幻の3rdアルバム作成】を目標に2010年に企画・製作したコチラの作品は、未発表曲の新録代表曲のリアレンジ、更にそこへ新曲まで加えた、ボリューミーでワクワク盛り沢山な内容になっているのです!!未発表曲の中には、ハルメンズの真の評価に気付かせた皆大好き戸川純ちゃんのアルバムに収録された内容も多々ありまして、なんとも聴き比べが楽しいです!!


さて、ここで注意なのですがコチラのアルバムは「ハルメンズ」名義ではなく「サエキけんぞう&ブギーザマッハモーターズ」名義でございます。オリジナルメンバーのサエキけんぞうさんが、3ピースニューウェイヴ・ガレージロックバンド「ブギー・ザ・マッハモータース」と協力して作り上げた"カバーアルバム"と言った位置づけになります。なので、時代の移り変わりも相まってハルメンズのあの独特の音色・雰囲気とは全く違う印象・演奏になっております。ド正面から当時の「ハルメンズ」を期待してしまうと、ちょっと違った思いが生まれる可能性がありますので要注意です!!でも、ポップでニューウェイヴでロックでミラーボールなブギーの演奏は、新しいハルメンズを提示するには相応しく思え、個人的には大好きです!!なので書いといてなんですが、余計な心配は全然要らないです(笑)。それに新曲も良い感じですし、何よりサエキさんの歌声で再びハルメンズの曲が聴けるだけでファンとしては嬉しいのでは無いでしょうか!!私は、とても嬉しかったです!!

ちなみに歌詞カードには全曲解説に加え、サエキけんぞう氏・飯尾芳史氏・加藤賢崇氏・松永天馬氏(アーバンギャルド)からのコメントもそれぞれ1〜2ページ渡り掲載されており、読み応え満点です!!ありがとうございます!!

それでは全曲感想に移ります!!
 


1.ガソリン featuring 野宮真貴
未発表曲。優しい雰囲気なのにグングン進んでいく不思議に爽やかでノスタルジーな曲。大好き。シンプルな8ビートで軽快に、そしてシンセの音色で優しく包みこまれます。この演奏、もはや「ガソリン」と言うよりは「青春微炭酸」です。そんな演奏に載せて歌われるサエキさんと野宮さんのツインボーカルが優しくて爽やかで滑らかで切なくて、なのに同時に軽くって本当に最高です。曲との相性良過ぎる。Aメロで優しく歌い上げて、そのままのテンションで繋がるBメロ「シュバシュバシュバシュバシュバシュバシュ〜♪」変な筈なのに馴染み過ぎている(笑)。そして同じテンションでサビも歌い上げます。「あっけないなんて言わないの、だって子供なんだから、そんなやり方好きだな、そんなやり方したいな〜♪」あまり歌詞の繋がりも分かんないし、盛り上がりもしないのに、この優しさ加減で超泣ける。ほんと特に盛り上がる要素や面白要素も無く、淡々と進んでいく作りなのに物凄い素晴らしく幸せを感じる曲なのです。不思議だな〜。このアルバムの中でも特に好きです。

2.隣の印度人 featuring 桃井はるこ
戸川純ちゃん「玉姫様」に収録された未発表曲。あのとんでもないアレンジに比べると、ドラムも入ってますし、演奏もスカスカじゃないですし、強弱もあそこまでありませんし、とっても万人受けする形になっています(笑)。インド風フレーズをインド風音色で演奏するシンセ、ロック要素を増すギター、そしてテクニックが光るじっくりドラムと言いホント演奏がしっかり丁寧だなと言う印象です!!ほんと「スラム街の隣の印度人」から「安アパートの隣の印度人」くらいまで印象が変わってて驚きますよ(笑)。桃井さんの子供の様な可愛い歌声とのツインボーカルも相性バッチリです!!戸川純ちゃんverと比べてアウトロが長いのですが、そこを含む間奏でのシンセ・ギター・ドラムの絡み合いが何気に1番の聴きどころかもしれません。

3.ノスタル爺 featuring 浜崎容子
新曲。うにょうにょシンセが炸裂の爆裂ニューウェイブソング!!このアルバムの中でも特に好きです!!アーバンギャルドのよこたんとのツインボーカル。明るいイントロ・大人しめなAメロ・一旦立ち止まって悩むBメロからの"伸びすぎるハイトーン"なサビ!!「ノスタルジ〜(↑)イ〜(→)〜イ〜(↓)♪ノスタルジ〜(→)イ〜(↑)〜イ〜(↑)♪」シンプルなのにマジでこれでもか!!ってくらいめっちゃくちゃニューウェイヴで最高!!もう絶対に一緒に歌っちゃう。と言うか、全体通してシンセが目立つバンドバランスやらメロディやら、とにかくニューウェイヴ感満載で本気で大好き!!サビは勿論なんだけどBメロの溜めにかなりニューウェイヴを感じてしまう、もうこの曲はイントロ聴いて時点で脳汁が溢れ出るほどに好き。ホントにオススメ。

4.焼きソバ老人
既発表曲。皆大好き焼きそば老人のアレンジです!!ブギーのmakojet氏との「焼きそば食う!(焼きそば食う!)焼きそば食う!(焼きそば食う!)」コール&レスポンスが冒頭20秒に渡り行われた後に始まる演奏は、まさかの超オシャレ!!こう言うの"ファンク"って言うんでしょうか、なんともチュクチュク軽やかでオシャレなんです!!原曲の角バッタ無骨さが微塵もなく驚くほど滑らか!!これこんな曲じゃ無いだろ(笑)。この曲ばかりはギターが目立ち、左右に分かれてツインギターで炸裂しています!!いいね〜、超大好き!!

5.変な奴
未発表曲。ミディアムテンポ、うにょうにょしたシンセと、ブイブイシンセベース、に加えてドラムがハイハットを電子パッドにしているので、とっても音色がフニョフニョしてます(笑)。これが歌詞と相まって独特な雰囲気を作ってます、と言うかこの曲は歌詞がなんか変だ(笑)。「スートレーンジフェロー♪スートレーンジフェロー♪」を繰り返すサビは、1番ではカッコよく決まるのだが、2番では繰り返す回数も多く、尚且つ音程が上がっていくので、後半辛そうで「なんだこれ(笑)。」と思っていると急に終わってしまいます(笑)。変だ(笑)。

6.プレイゾーン
未発表曲。この曲は優しいシンセでしっとりさせるAメロに、ギターとドラムで地に足着いたBメロ、そして力強く前に歌い上げるサビと、割と王道な内容です!!と言うか『ハルメンズの20世紀』の後半に入っている"ヘンテコ"よりは"グッと来る正統派"系の曲です。聴いているとちょっぴりおセンチな気分になりますが、こう言う彼らの引き出しも大好きです。あと、この曲は間奏最初のリズムカッチカチシンセフレーズが大好きです♪

7.電車でGO featuring 桃井はるこ
既発表曲。みんな大好き電車でGO!!原曲ではシンセが弾いていたメインフレーズをギターで弾いていること、周りを固める音色がキラキラシンセでは無くうにょうにょシンセ&ジャカジャカギターなので全体的な印象が全然違います!!バンドバンドしている割に、なんか音が高い(?)様に感じます。そしてドラムを軸にしてBメロがキメキメだったり、「流れて行くよ窓の外〜♪」の所をゆったりした感じにしてみたりとリズムが彩り豊かです!!間奏のシンセソロ・ギターソロも印象が大きく違います!!こんなアレンジも良いんじゃないでしょうか!!あと、桃井さんボーカルが純ちゃんに寄せたような歌い方になっていて、サエキさんとのツインボーカルが、なんか両バージョンを一緒に聴いているような楽しさがあります(笑)。

8.森の人々
戸川純ちゃん「玉姫様」に収録された未発表曲。これに関してはピアノとボーカルのみで聴かせていた純ちゃんverに慣れていると逆に違和感ありまくりです(笑)。リズムボックスにボーコーダー、そして多彩なシンセ音とガッチガチのテクノで囲んだアレンジになっています(笑)。途中から生ボーカルになるんですが、演奏は相変わらずソリッドなテクノ。最後は「ピープルインザフォレスト!!ピープルインザフォレスト!!」の大合唱。演奏との違和感(笑)。てか全然"森の人々"じゃないじゃん(笑)。ガッチガチのポリゴンで描かれた森の中でのびのびと歌っている様なアレンジです(笑)。収録曲の中で唯一バンド感が少ないです!!

9.趣味の時代 featuring 浜崎容子
既発表曲。もうね!!書かなくていいかなと思っちゃうくらいに最高なアレンジです!!原曲からして大好きなのですが、もうこのアレンジも最高!!このアルバムの中で一番大好きです!!なんでしょう、アーバンのよこたんの抜ける様な清楚ボーカルが素晴らしいと言う部分もあるんですが、この整理整頓感のスマートさと、ロックバンドとしてのガッチリ感が尋常じゃないです!!そして、なによりスピード感!!原曲はわざとグチャグチャに録音しているんだと思いますが、それと同じくらい整理整頓も良い!!特にサビのメロディが安定していて、あ〜これが本来(?)の音程だったのかと痺れます!!炸裂するギターと、脇を固めるシンセベース、リズムの基礎であるドラムと言い、もう見事に無駄がない!!最高!!ちっちゃいことですが、2番前のドラムのフィルインがバチコーンと決まっているのでそこも要チェックです!!マジでマジでマジでこのアレンジは素晴らしい!!!!!

10.ふにゃふにゃサイボーグ
既発表曲。原曲の正統進化と言うべくアレンジ、切ないよな〜。そんな訳であまり書くことが無いのです。聴きどころとしては間奏。ギターがジャカジャカ激しく弾きまくるんですが、遠くで鳴っている様なエフェクトを掛けることによってクッキリ演奏するふんわりシンセと、独特の対比を作り上げております。どこまでも夢見心地。

11.昆虫軍
既発表曲。冒頭の「ハールメンズ!!」は無し。テンポを少し落とし、疾走感ある演奏から地に足着いた演奏に切り替えております。そして何よりの違いがイントロのギターフレーズをシンセで演奏し、ジャミジャミした電子音を逆にエフェクトギターで演奏している点です!!印象がまるで違う!!Aメロ入ってからは割とシンプルな演奏に変わり、終盤までコンパクトでスッキリした印象を受けます。思い切ったアレンジなどは無いですが、とても聴き易いです♪この感じから察するに、最初の方にアレンジを始めた曲だろうなと思い歌詞カードの解説を見てみるとドンピシャでした。サエキ「Boogieと2008年に初めて『昆虫軍』をやった2008年、28年忘れていたハルメンズサウンドを思い出した。」。そう言うアレンジです。

12.母子受精
既発表曲。戸川純ちゃんのもいいけど、やっぱりサエキさんの声が一番泣けるね。シンセの音色がメロディカルで曲全体が軽快です。シンセとボーカルに注目させる為か、その他の楽器は音量抑え目です。どのアレンジでも、この曲は大好きだな〜。ホントに名曲だと思います。

13.レーダー・マン
既発表曲。ハルメンズと言ったらこの曲!!やっぱりボーカルがいい。特に原曲ではコーラスになっている「レーダーマーン!!」部分や「360度!!」の部分等も全てサエキさんのボーカルに統一されているので力強さが段違いです!!原曲の方がニューウェイヴ感が強いですが、飛び道具ほぼ無しのバンドアレンジで真正面から勝負に来ているこの演奏では絶対にこのボーカルの方が良いですね♪一つ一つの楽器が聴き取りやすく、最低限の音数で最高のパフォーマンスと言った感じです。間奏のギタ―ソロもよりロッケンロールで好きです(笑)。

14.おじさまとチーク featuring 柳ヶ木昇
未発表曲。リズムボックスにギターとシンセでお送りするチーク曲。思わず「マスクト・パーティ」を連想させる異様な雰囲気。この曲はボーカルがサエキさんと、柳ヶ木さんと、初音ミクのトリプルボーカルだと歌詞カードに書いてあるのだが、どう聴いてもサエキさんと初音ミクと"女性ボーカル"が歌っているように聴こえる。謎である。

そしてボーナストラックは「#15.ガソリン」「#16.隣の印度人」「#17.ノスタル爺」のインストverになっております!!
 
総評:「カバーアルバム」なんて言葉で易々と括れない!!ハルメンズを"新たに"提示した名作です!!

 

サエキけんぞうさんにコメント付けて頂きました(^_^)♪
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2017.07.25 Tuesday

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